静けさに包まれた上質な空間で、季節の味覚をゆったり楽しむ神戸たむらのランチ体験
今回、神戸ポートピアホテル内の日本料理店「神戸たむら」で、食彩秋のフェアランチ「豊穣の秋」をいただいてきました。
「神戸たむら」はホテル本館の4階にあり、エレベーターを降りた瞬間から和の静けさが漂います。
4Fのレストランフロアの入り口
流れる水面と竹の植栽が広がり、まるで小さな日本庭園のような雰囲気。
夫と「素敵だね」と話しながら店内奥の予約席へ案内されました。
神戸たむら 秋のフェアランチ「豊穣の秋」の内容と感想
先付け
- 名残り鱧の米俵寿司(画面左)
- 柿と生ハム バジル和え (中央)
- 茸の和風オムレツ (画面右)
一口サイズの鱧寿司は骨をまったく感じず、ふんわり柔らか。
柿と生ハムはバジルが控えめに香り、素材の持ち味を活かした上品な味わいでよかったです。
茸のオムレツは出汁が効いており、「家でも作ってみたい」と思うほど美味しかったです。
椀物
蓮根饅頭玄米揚げ 菊花仕立て
お椀の蓋を開けた瞬間、上品な出汁の香りがふわっと広がります。
蓮根饅頭は柔らかく、箸でそっとつまむとほろりとほどける口当たり。優しい味わいで、気持ちも穏やかになります。
造里
鯛薄造り・鮪・あしらい
鯛も鮪も新鮮で、繊細な包丁さばきが光る一品。見た目の美しさも印象的でした。
鯛とオクラの和えもの(あしらい)も家庭でも取り入れてみたいと思いました。
焼き物
さつま芋のグラタン
器に見立てたさつま芋の中に、鶏肉・銀杏・ゆりねが入ったクリーミーなグラタン。
イチョウ形のかぼちゃや紅葉パプリカが添えられ、秋を感じる華やかな一皿です。器もいただけるという事なので全部一緒に食べましたが、
あえて甘さ控えめにしたと思われるさつま芋がチーズとよく合って、バランスのとれた味わいで美味しかったです。
見た目以上にボリュームがあり、さつまいもも厚みがあるのでお腹も少しふくらんできました。
食事
戻り鰹の出汁茶漬け・香のもの
薬味を全てお椀の中にいれ、出汁をかけていただきます。血合いを丁寧に取り除いた鰹は臭みがなく、上品な出汁との相性が抜群。
添えられた味噌も風味豊かで、夫も「この味噌が美味しいね」と喜んでいました。
水物
季節のデザート(柿のゼリー)
完熟柿をそのまま食べているような濃厚な甘み。果肉の繊維も感じられ、自然な美味しさが楽しめます。
生クリームが少量添えられ、味のバランスも絶妙でした。
食器はナルミのティーカップでとても素敵でした。
神戸たむら 秋のランチレビューまとめ
神戸ポートピアホテル「神戸たむら」の秋のフェアランチ「豊穣の秋」は、旬の味覚と香り、見た目の美しさを一度に楽しめる贅沢なコースでした。
出汁の香りや器の趣、そして一品ごとの丁寧な仕上げに感動。
夫も「コースで食べるとお腹いっぱいになるね」と満足そうで、また店内はゆっくりと食事を楽しめる雰囲気なので記念日ランチや特別な日にぴったりのお店だと思います。
神戸たむら 店舗情報
- 店名:日本料理 神戸たむら(Kobe Tamura)
- 所在地:兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目10-1 神戸ポートピアホテル 本館4階
- 営業時間:昼食 11:30~14:30(L.O.14:00)/夕食 17:30~21:00(L.O.20:30)
- 定休日:無休(ホテルに準ずる)
- 電話番号:078-302-1111(代表)
- 公式サイト:神戸ポートピアホテル 日本料理 神戸たむら