高校受験の模試
駿台模試と五ツ木模試、その他進学塾の模試、都道府県の模試等があります。
その中でも有名なのが駿台と五ツ木です。
駿台中学生テスト
駿台予備校が昭和44年から実施している中学生対象の模擬テストです。国公私立難関高校を受験する生徒を対象としたテストとして評価されている試験です。
難関高校受験をする際の目安とされることが多いです。
テストを受ける生徒は難関高校を受験する生徒が多いので受験人数がかなり少ない傾向にあります。
しかしテストの難易度が高いです。
五ツ木の模擬テスト
五ツ木書房が昭和35年から実施している中学生対象の模擬テストです。
テストを受ける生徒数がとても多く様々な学校の豊富なデータや分析力を持っているのが強みです。
国公私立の高校受験の目安とされることが多いです。
駿台中学生テストと比べると難易度は少し下がるかなという印象です。
塾では「駿台中学生テスト」を受けるようにと言われました。
私が高校受験生の時は公立中学校で五ツ木の模擬テストを受けましたが、息子の公立中学校では実施していなかったので五ツ木テストを受けていません。
駿台中学生テストと五ツ木模試、進学塾の偏差値の違いは?
進学教室では
- 五ツ木模試の偏差値=塾の偏差値に10を足した数
- 駿台模試の偏差値=塾の偏差値に5を足した数
と教わりました。
※進学塾によって塾の偏差値の基準が違うので参考程度にお読みください。
塾の偏差値と比べない場合(かなり大雑把ですが・・)
- 五ツ木模試で60=駿台模試では50>進学塾の偏差値
有名進学塾の校内模試が加わると、恐らく進学塾の偏差値の方が低く出ると思います。
息子の塾でも、駿台模試より偏差値は上記に記した通り、低めに出ていました。
※偏差値が70になると、また差が変わると思いますので参考程度にお読みください。
五ツ木はどちらかというと公立高校向けで受験する人数もとても多いです。
駿台中学生テストは受験人数はかなり少ないですが、難関高校を狙う生徒が多く受けにくるので偏差値が低めに出ます。問題の難易度も高めです。
通っていた塾では「3回〜6回」目の駿台中学生テストを受けるよう勧めていました。
プレ、1回目、2回目は難関高校を狙う学生が受けない傾向にあるそうで勧めていませんでした。
でも息子は「試しに駿台模試がどんなレベルか1回目受けてみたい。」と言ったので受けさせてみました。
駿台模試1回目の結果
駿台中学生テスト第一回目の成績表です。
教科 | 得点(配点) | 平均点 | 偏差値 | 席次(/人中) |
---|---|---|---|---|
英語 | 81(100) | 52.7 | 65.3 | 381/5273 |
数学 | 90(100) | 39.8 | 81.4 | 10/5275 |
国語 | 76(100) | 55.6 | 67.4 | 137/5275 |
3教科 | 247(300) | 148.1 | 76.9 | 13/5269 |
駿台中学生テスト1回目志望校判定表です。
志望校 | 判定教科(可能偏差値) | 偏差値 | 席次/総志望 | 合格可能(確実圏80%) |
---|---|---|---|---|
白陵 | 英数国(56.0) | 75.8 | 0/0 | 75.8/確実 |
共学校(51.8) | 1/6 |
1回目志望校判定は息子が英語、国語、数学しか受けなかったのでほとんどでませんでした。
試験の点数の取り方は塾でも3教科、4教科、5教科と合計すると上位になっていくような取り方をしていました。
容量良く全教科とっていくタイプですね
と言われていました。
合格可能ライン(60%以上)とはどんな状態?
受かる人は多いほうだが落ちる事もあるという位置だそうです。
先に掲載されている高い偏差値の方(80%)を見てしまうと、「無理かなあ・・」と思ってしまいそうになりがちですが、60%も見てみると当てはまることもあると、息子の駿台模試結果と灘高受験結果を見ているとそう感じます。
例として、息子の模試経過をのせておきます。
駿台中学生テスト模試3回目から6回目の灘高校合格率
3回目 合格率80%
4回目 合格率60%
5回目 合格率80%
6回目 合格率60%
60%と80%、2回ずつ出ていました。
実際に灘高校を受験すると、合格発表時に点数表をもらえるのですが、合格最低点に15点足した数だったので合格者の中で下から数えた方が早い方でした。
息子の場合だけの判断になりますが、駿台模試60%、80%半々の結果で大体灘高合格者の下の方かなと思います。
それだけ、すごく優秀な生徒が全国からたくさん灘高校を受験しにきていることがわかります。
本番の試験は駿台模試とは全く違い、灘高校の試験問題は内容の難易度がかなり高いですし、駿台模試を受けていない受験者もいるのでなんとも言えませんが、実際の試験結果はこんな感じだったというのを載せておきました。
参考として駿台中学生テストの難関高校の合格確実ライン(80%以上)と合格可能ライン(60%以上)を載せました。
参考資料:2019年度駿台中学生テスト偏差値(一部抜粋)
学校名 | 合格80%以上偏差値 | 合格60%以上 |
---|---|---|
灘 | 71.7 | 68.9 |
筑波大駒場 | 71.9 | 68.7 |
開成 | 69.6 | 65.8 |
東大寺学園 | 67.1 | 62.4 |
渋谷幕張:男 | 67.1 | 64.2 |
渋谷幕張:女 | 68.2 | 66.8 |
西大和学園:男 | 63.7 | 60.3 |
西大和学園:女 | 65.4 | 61.3 |
※63〜66までその他難関高校が載っていますが、一部割愛させていただきました。
駿台模試を受けるので参考のため問題集「駿台 高校受験公開模試問題集 5教科 難関高校に入ろう!」を買いました。
駿台中学生テストの併願目安の難関高校上位3校併願先ランキング
2018年当時の駿台模試6回目(12月)、最終回の志望校判定表に併願目安として受験者の併願が多かった上位3校ずつ学校名が挙げられていました。
※息子が志望としてあげた高校名だけの記載です、ご了承ください。
模試を受けると下記のような感じで情報を知ることができますので、実際に受けた生徒のレベルや好み、動向が把握しやすくなると思います。
現在とは少し違うかもしれません、参考程度にお読みください。
灘高等学校 上位3校併願先
- 開成高等学校
- 西大和学園高等学校
- 筑波大学附属駒場高等学校
東大寺学園高等学校 上位3校併願先
- 西大和学園高等学校
- 灘高等学校
- 愛光高等学校
筑波大学附属駒場高等学校 上位3校併願先
- 開成高等学校
- 筑波大学附属高等学校
- 日比谷高等学校
開成高等学校 上位3校併願先
- 筑波大学附属高等学校
- 渋谷教育学園幕張高等学校
- 慶應大学志木高等学校:一般
西大和学園高等学校 上位3校併願先
- 灘高等学校
- 神戸高等学校:理学
- 東大寺学園高等学校