思い切って高品質なBENQのモニターEX3210Uを買いました
私のEX3210Uを使ったレビューです
仕事で4Kモニターが必要になったので、BENQのMOBIUZシリーズのゲーミングモニターEX3210Uを購入しました。
アームは息子と同じエルゴトロンを買いました。
今回モニターを選んだ基準としては次の通りです。
他にもこれらの条件を満たすモニターは沢山あるのですが、31.5インチという大画面と量子ドット技術採用IPSパネルに興味があったので、EX3210Uを選択しました。
正直に言って15万2400円と言う価格は高すぎるのですが、せっかく買い替えるなら仕事でも使うので妥協しないでおこうと思ったのは建前で、大画面でレースゲームやアクションゲームをしてみたいと思ったからです。
家族には内緒です・・・
そんな高額なモニターですが、使ってみて良かったところと悪かったところが分かって来たので、まとめてみました。
細かい機能などのモニターの紹介は、公式ホームページやレビューを書いておられる方が沢山おられますので、そちらをご確認ください。
BENQのMOBIUZ EX3210Uを使ってみた感想
実際使ってみて感じた個人的な感想です。
これら良かったところを一つ一つ細かく評価して行きますね〜
映像がとにかく綺麗!
初めて見た時はもう感動しましたよ〜。家族みんなで「オー!すごい!」と意味もなくYouTubeで4K動画を見ました。
以前のモニターとは明らかに表現されている色の幅が広く感じました。絵に深みがあると言うんでしょうか。
ゲームモードやシネマモードなど、それぞれの状況で用意されたプリセットはあるのですが、以前使っていたモニターほど誇張された色合いではなく、自然に表現されていました。
特に私はマックブックの画面の色あいが好みなので、マックの色合いを再現しているモードがある点はとても気に入っています。
今の最新のMacBookの色は変わっているようなのですが、昨年までのマックの色をエミュレートしているようです。
またHDRがとても綺麗で、Windows側でHDRをオンにしなくても、モニターの方でBENQ独自のHDRiを適用してくれます。
個人的な感想としては、HDRに関してはまだ早い技術かなと思っていました。
というのも対応しているコンテンツは少なく感じますし、ゲームでもHDRは対応されているものはあるものの妙に白飛びしたり、眩しすぎたりと、HDRが無い方がいいなと思う事がしばしばありました。
ところが、BENQのHDRiは初めて凄い!と素直に思えました。
暗部も明るい部分も上手くまとまっているというか、自然だなと思える絵になっていました。
PS5のゲームもこのモニターに映すだけでワンランク上のビジュアルになったように感じましたね。
音がけっこうスゴい!
私の個人的な好みですが・・・
他のモニターにもスピーカーが付いているものがありますが、正直に言ってそれでゲームをしたり音楽を聞こうなんて全く思えるものではありませんでした。
ところがこのモニターの音を初めて聞いたときは驚きました。
明らかにモニターの出す音じゃないんです。
私は音響機器にも趣味でそこそここだわっている方だとは思うのですが、もう「これでいいやんっ」て思ってしまいました。
これまではBOSEのPC用スピーカーを使っていたのですが、重低音に関してはBOSEの圧勝です。映画とか音楽を聞くのはかなりの大迫力だと思います。
ただ、EX3210Uのスピーカーは中音域から高音域の音がとてもクリアで、ゲームをしていてもこういう音が鳴っていたんだと発見させられる音でした。
大まかに言うと雰囲気で圧倒的な音量のBOSEに対して、EX3210Uは一つ一つの音を丁寧に教えてくれる感じでしょうか。
恐らくゲームで楽しむのはEX3210Uの音質が正解だと感じます。
いずれにせよモニターが大きくて机の上にスピーカーを置くスペースが無くなってしまいましたので、音に関してはBOSEは外し、EX3210Uのスピーカー1本にしていきたいと思います。
繰り返しますが、性能の高いスピーカーを持っておられるならそっちの方が間違いなく音は良いです。
ただ、4,5千円のイヤホンやスピーカーで満足できるのであれば、EX3210Uのスピーカーでも問題ないと思います。
ゲームの没入感がすごい!
モニターが大きくなったため、視界に入る画面の面積が増えました。そこまで変わらないんじゃないかと思っていたんですが、私の感覚では結構違ったなという感想です。
特にエルデンリングなどのアクションゲームやレースゲームはお勧めです。
雑念が減ってかなり楽しめますよ〜
仕事がはかどる
単純に画面がものすごく広いので、仕事がやりやすくなりました。
広さは正義だと思います。
27インチのモニターで4Kだと、ものすごく字が小さくなってしまい老眼にはかなり辛いものがあります。
結局画面設定で文字を150パーセントに拡大して使う事になりますが、拡大に対応されていないアプリを使うときは小さい文字と格闘しながら仕事をすることになります。
EX3210Uも100パーセントにするとかなり小さな文字になるのですが、まだ何とか見える範囲です。私は125パーセントで使っています。
エクセルはかなりのセル数を表示できるので、本当に楽になりました。
ここまで良い事ばかり書いてきましたが、個人的なデメリットもありました。
気になったところ
目が慣れるまで眼精疲労がよく起きた
これはこのモニターの利点でもある画面の大きさが原因です。
ゲームをするとき、例えば画面左上に地図、右下にアイテムなどの情報があった場合、小さいモニターであれば目をそれほど動かさなくても画面全体の情報を認識する事ができますが、32インチになってくると目の動く範囲が
広くなります。
今はだいぶん慣れましたが、最初は眼精疲労で軽く頭痛になるほどでした。ある程度覚悟はしていましたが、想像よりも少しきつかったです。
同時にモニターアームも購入しましたので、その時の状況に応じてモニターと目の距離を調整するようにしています。
ゲームが重たくなる
これが最大に失敗してしまった事です。
私のPCはすでに古いPCになってきつつあります。
CPUはかなり余裕があるのですが、グラフィックボードが4Kのゲームを処理するのにだいぶん厳しくなってきました。
前のモニターでは余裕で80~90フレームで動いていたゲームも品質の設定を下げないと40フレームを切るようになりました。
想像以上の下がり具合に驚きましたが、そこはグラフィックの品質を下げる事で割り切るようにしました。
専門的な話になるのですが、EX3210UはAMD FreeSynk Premium Proに対応しているようなので、AMD製のグラフィックボードとは相性が良いかもしれません(確認したわけではないです)。
NvidiaのG-SYNKに関してはカタログに記載が無いので、もしかしたら対応されてないのかもしれません。
私のグラフィックボードはNvidia 製ですが、特に問題は無いように感じました。
実はPCに関しては大きなパフォーマンス落ちを感じましたが、PS5に関しては向上を感じました。
EX3210UはHDMI2.1に対応していますので、PS5のVRR【可変リフレッシュレート】が適用されます。
これがかなり良い仕事をしていて、4Kでもあまり落ち込みを感じないフレームレートが出ているように感じました。
もちろん対応しているゲームでないと効果は実感できませんが、私が持っているPS5タイトルでは感じる事が出来ました。
VRRの説明と対応されているゲームはPS5の公式ページをご確認ください。
値段が高い
そこそこのゲーミングモニターが3台買えるお値段です・・・。相当思い切りました。
主に仕事とゲームでの使用が目的ですが、こんなに絵が素晴らしいモニターですので映画鑑賞などにも使っていきたいですね〜
ところが、後日買い直したモニターをこちらに載せています。