前の机を分解〜ARCdesk mini ゲーミングデスク組み立て完成まで3時間かかった
私の購入した机、ゲーミングデスクのレビューです
ハンドルコントローラー(以下ハンコン)を装着できる板があり、それを机の下側に回転させることでハンコンを収納できる机がARCdesk miniという机です。
さらにキーボードとマウスを置く場所はスライド式。
ハンコンを使うときは机の奥に収納することができます。
アークシステムという特許技術だそうです。
ハンコン台を持て余すようになる
前回ホイールスタンドプロというハンコン台を購入しましたが、見た目以上に重たくてゲームをするたび準備をするのが辛くなってきました。
PCはゲームだけでなく仕事でも使うため、セッティングしたり外したりの回数が多くなって次第にハンコン台を使わなくなりました。
在宅ワークも重なってゲーム以外での使用が本当に増えたんです。
結局、コントローラーを使って遊ぶことが多くなり、ハンコンが飾りみたいに置物と化していきました。
ホイールスタンドプロ自体は、間違いなく使いやすい商品であり使用感は全く問題がありません。
何とかうまくハンコンをセッティングして、PC作業と使い分けはできないものかと、いろいろ探したところArkdesk miniを発見しました。
中高年でゲーミング関連ばかりにお金をかけるのもどうかと悩んだ
Arkdesk miniは今まで見たゲーミングデスクとは全く違う、画期的なシステムが気になり調べれば調べるほど、自分のライフスタイルとマッチしてるのではないかと思いました。
ただ、ゲーミングデスクとしては7万8千円とかなり高額・・・・。
先月はハンコンとホイールスタンドプロでで8万円ほど使ってしまい、合計で16万近くなるのはさすがにちょっとやりすぎだなという思いもありました。
ゲーマーでない人からは全く理解できない金額でしょうし、実際妻からもあきれられてます。
でも、このままではハンコンは使われないまま放置されていくのはわかっていましたし、お金以上に全く新しい発想で作られた机にも興味がありました。
短い人生いろんなことを経験しとこうと自分勝手な理由をつくり、思い切って購入しました。
注文して二日で届き、まずは今使っている机を解体
事前に25キロあると調べていましたが、実際に送られてくると想像以上に大きな箱でした。
部屋に家具など置かれていると開けるのも大変かもしれません。
早速組み立て開始と行きたかったのですが、私が使っている子供のコイズミ学習デスクをばらさなければ机を置く場所がありません。
珍しく協力的な息子に手伝ってもらってなんとか解体しました。
解体作業ですでに疲れてしまいましたが、息子が早く机を見てみたいというので、すぐに組み立て開始しました。
見たいといった本人は早々に勉強しに部屋にこもってしまいましたが・・・。
コイズミ学習デスクは息子が大学進学時に持っていきたいそうなので、また後日組み立てて子供部屋に置きます。
組み立ての最初はよかったのですが途中でトラブル発生
いざ組み立てを開始してみると、途中までは説明書通りに組み立てていけば問題なく進めていけました。
部品は重いですが、何とか一人でも組み立てれる難易度だと思います。
パーツの組み合わせもピッタリはまる感じです。
穴が開いてない!
順調でしたが、問題がすぐに起きました。
キーボードやマウスを収納するスライド式の天板をネジで固定する工程があります。
4か所ネジで固定する必要があるのですが、天板を持ち上げた状態でねじ止めをする必要があるのです。
これだけでも大変なのですが、天板に4か所ネジを止めるための穴があるはずが、二か所はほとんど穴が開いていない状態でした。
天板を持ち上げたまま穴の開いてない天板にネジを締めていくのが本当に大変でした。
天板が重たくて片手で支えながらネジ締めは辛く、塗装もはげてしまう
ネットでのレビューでは簡単に組み立てられたという意見が多かったですが、私には簡単ではありませんでした。
案の定、手が滑ってしまい、天板が落ちて仮止めしていたネジが外れて少し塗装が剥げてしまいました。
幸い裏面だったので気にならない程度だったのが不幸中の幸いです。
そもそも天板を持ち上げてネジを締める動作は無理だと思い、クッションで入っていた5センチほどの発砲スチロールとビニール袋を天板の下に置き、それを土台にして天板を固定しネジを締めて何とかクリアできました。
やっと完成しましたが、机はさかさまにして組み立てたため、今度は表に180度回転させる必要があります。
一人では倒して傷をつけそうだったので息子に手伝ってもらいました。
女性一人ではなかなか大変なのではないかという組み立て感でした。
私が不器用なだけかもしれませんが。
早速机のギミックを確認しました。
ハンコンを止める板を回転し、キーボードのスライド版を収納。
あることに気がついてがっくり・・・呆然とする
良く考えられてるなーと感心しながら確認してると、何かおかしい事に気づきました。
先ほど苦労して付けたスライド式の天板は、磁石で固定され動かないということを事前にYoutuberさんの動画をみて確認していました。
ところが自分が作ったものはどこにもくっつかず、手を乗せると板が滑るのです。
おかしいと思い、部品を付け忘れたのではないかと考えて、もう一度説明書を確認しました。
そんな部品は無く、おかしいなと思っていたところ、もしやと思い天板の後ろ側を確認してみると・・
磁石がついてる!
なんと天板を前後逆にして組み立ててしまいました。
この時ばかりは絶望で心が折れそうになりました。
あの苦労した工程をもう一度やらなければならないのか?もう一度机をひっくり返して途中までばらさなくてはならないのか?
説明書に不備があった
そもそも説明書には天板の前後の指定は書かれていませんでした。
これは事前に磁石でくっつくことを確認していなければ、そのまま使いにくいと思いながら使っていたと思います。
絶対にもう一度同じ工程を踏むのは嫌だったので、何とか完成した状態で天板を外し、前後を入れ替えることに成功しました。
3時間かけてやっと組み立て完成、ハンコンを机に設置
本当に一時はどうなるかと思いました。
そんな苦労はありましたが、机の使いやすさは格別です。
まさに私のライフスタイルと完全一致しており、買ってよかったと言えるものでした。
おかげでハンコンを使って遊ぶことが圧倒的に多くなり楽しいゲームライフを満喫しています。
私と同じようにハンコンの扱いで悩んでいる人は、幸せになれる机なのではないかと思います。
苦労話みたいになってしまいましたが、個人的に良いと思ったところ、悪かったところをまとめておきます。
ARCdesk miniの良いところ
- 机の質感が高い。
- 高さと大きさが私的(174cm)にはちょうどいい。(学習机よりもキーボードの位置が自然になった)
- ハンドルを収納しても足に当たりにくい。
椅子にF1ドライバーみたいな座り方をする人は膝にハンドルが当たります。普通に座るぶんには何の問題もないと思います。
- ハンドル以外も付ける事ができる(アケコン、液タブなど、ネジ穴があるものは付けれるようです)。
- がっしりしていて安心(ハンコンを使っても、FPSで遊んでも机が揺れることはないです)。
- 穴がたくさんあるので配線の収納がやりやすい。
ARCdesk miniの改善して欲しいところ
- 天板に穴が開いていなかった(これは私だけかもしれません)。
- 二箇所に傷があった(私は気になりませんでしたが妻が見つけました)。
- 説明書が説明不足 (天板の前後は書いてほしかったですね)。
- スライド式の天板と机の間が狭く、キーボードが入らなかった
キーボードの足を倒して薄くすれば入りましたが、私は足を立てて使いたい人なので少し残念でした。
ちなみに私はSteelSeries Apex Pro TKLを使っております。
- パソコン以外は使えない。机で絵(鉛筆など使う)をかいたり勉強するのは難しい。
今のところ、私はタブレットなどのデジタルデバイスを仕事で使っていて気になりませんが、本やノートを広げて書いたりする方には作業スペースの天板の幅が気になる部分ではないでしょうか。
いろいろ書きましたが、トータルで満足度の方がかなり高いのでおすすめです。
ハンコンとアーロンチェアの組み合わせはひと工夫必要
アーロンチェアをゲーミングチェアとして使う場合、ハンコン使用時に問題になってくるのがブレーキパッドを踏むたびに椅子が後ろに動いてしまう点です。(ちなみにハーマンミラーではゲーミングチェアを販売されています。)
初めはキャスターストッパーで固定することを考えましたが、ゲームをするたびにキャスターの下にゴムを置く作業がわずらわしくなると予想しました。
また完全にキャスターを固定してしまうと、立つときに椅子が動かなくなってしまいます。
そこで机と椅子を何かで固定しても簡単に外せるようにすれば解決するのではないかと考えました。
ですが紐であれば毎回結んだりほどいたりするのがとても面倒です。硬い金具が付いているものは机と椅子に傷が付いてしまいます。
何かないかとネットで探していたところ、リュックの紐を胸の辺りで固定するベルトを見つけました。
これだ!と思い、二つ購入。
これならワンタッチで繋ぐことができます。
実際に繋いでみると大正解でした。これでブレーキを踏んでも椅子が動かなくなり、かなり満足な結果でした。