RAZER WOLVERINE V2 CHROMAを二か月ほど使用したレビューです
RAZER WOLVERINE V2 CHROMAをお店で試してみて欲しくなった
ゲームのコントローラーとしては価格が高めで1万9,800円です。
大阪日本橋でRAZER WOLVERINE V2 CHROMAを見かけて試しに触ってみたところ次の3つの点に好印象を持ちました。
流石にコントローラーとしては高価なのでその場では買わずに一旦家に帰りました。しかし、気になってしまい思い切って購入しました。
2ヶ月使ってみて思った感想
2ヶ月使った感想を最初に。
純正のコントローラーで満足できているなら無理して買わなくても良いと思います。
その上でRAZER WOLVERINE V2 CHROMAの良いところを述べます。
RAZER WOLVERINE V2 CHROMAの良いところ
高級感があり、手に収めた時の気持ちよさは唯一無二。
ボタンの感触もチープなものではなく、ゲーミングキーボードのようにクリック感がしっかりと感じられるのです。
クリック感はXYBAのボタンだけでなく、すべてのボタンで感じる事が出来ます。
スティックの挙動も安っぽいものではなく、スッとリニアに押し倒せる感じです。
これは口では説明しにくいので、実際にお店で触ってみる事をお勧めします。
気のせいかもしれませんが、全体的にレスポンスがよくなったような気がします。
隻狼も純正のコントローラーではクリアできなかったところもできるようになりました。
もしかしたらゲームに慣れただけかもしれませんが、個人的にはボタンの反応が早くなったような気がします。
とにかく操作をしていて気持ちの良いコントローラーです。
RAZER WOLVERINE V2 CHROMAのマイナス点
ネガティブな部分ですが、本当に残念だったのが純正コントローラーにはない6個のボタンです。
なにが残念かというと、このボタンにはキーボードのボタンをアサインすることができません。
例えばAボタンをアサインすれば、2か所Aを押せる部分ができるようになります。
これは本当に残念でした。
これでは追加されたボタンの意味が薄くなってしまいます。
個人的にはディアブロ2に関しては6個のボタンは役立ちました。
ディアブロ2はポーションの使用が十字キーに割り振られているのですが、十字キーを押すためには左親指をスティックから離して十字キーを押す必要があります。
その時一瞬キャラクターの動きが止まるのですが、ディアブロ2はこの一瞬がゲームオーバーにつながるのです。
なので、追加されたボタンでもポーションが使えるようにしておけば、親指をスティックから離さなくても良くなります。
これに関しては良かったです。
ただ、他のゲームで役立ったかというと、正直言って使いどころがありませんでした。
レースゲームなどで無理やりシフトチェンジにアサインしてみましたが、特によい結果にはならなかったように思います。
セッティング用のアプリもあるのですが、これの使い勝手があまりよくありません。
他社のキーボードなどのセッティングアプリでは、セッティングに対してゲームを紐づけておけば、ゲームを起動したときに自動的に紐づけたセッティングが起動するものが多いと思います。
このコントローラーのアプリは一度アプリを開き、自分でゲームを選ぶ作業が必要になります。
この一連の作業がめんどくさく、デフォルトでディアブロ2のセッティングをアサインしている状態です。
あとコントローラー自体がとても大きく感じます。
私の手は小さめで、手を開いたときに親指の先から小指の先まで19㎝ぐらいです。
コントローラーを握った感じとしては、どう考えても欧米人の手の大きさを基準にしているなというのがわかります。
スティックとXYABのボタンは問題なく押せるのですが、十字キーと追加されたボタンに関しては、少し押すぞと意識しないと届きにくい感じです。
十字キーの精度も高く、格闘ゲームもできるレベルなのですが、十字キーの右側が届きにくく、コマンド入力をミスすることが多かったように感じます。
このように個人的にはデメリットの方が多く感じましたが、最初に書いた通りコントローラーとしての完成度はかなり高く、使っていて気持ちが良いものになっています。
ゲームのコントローラーは何百時間とさわっているものですので、気持ち良ければそれだけでも価値があるものと感じたので購入しました。
気持ち良さに魅力を感じるのであれば、1万9,800円を出す価値はあると思います。