思う事

子どもの興味を引き出すコツ|親ができることと見守る大切さ

※当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。

本や図鑑、英単語など子供がふれることは無駄なのか

自分から興味を持ち、何かに夢中になったり深く考えたりすることは、幼い子供にとって実はとても貴重で難しい行為です。

例えば、「図鑑は好きだけど虫は触らない」「英単語がわかっていても英会話には億劫になる」といったケースがあります。これらは一見、「それらに時間を費やす事がもったいない」と思われがちですが、決して無駄なことではないと思います。重要なのは、図鑑や英語そのものに興味を持つ心や、それらから派生して広がっていく様々な子供の興味の広がり方が大切です。

図鑑を読むことが虫に触れることに直接つながらなくても、英語を学ぶことが外国人との会話につながらなくても問題ありません。

大切なのは、何かを通じて少しずつ知識や経験を広げていくことです。子どもに「それ以上の大きな成果」を求めると、逆に大きなプレッシャーを与えてしまうこともあります。

親ができるのは、きっかけを与えること

親ができるのは、子どもが興味を持つきっかけをそっと与えることや、体験を提供することです。それによって子どもの世界が広がる可能性があります。ただし、その後の行動や吸収の仕方は、子ども自身のペースに任せることが大切です。

たとえば我が家では、子どもが知育玩具に興味を持ったことをきっかけに、遊びながら少しずつ他の分野への興味も広がりました。その興味が自然に発展し、やがて自分で好奇心を持って新しいことに挑戦するようになりました。

もし子どもが興味を示さない場合でも、無理に続けさせるのではなく、自然に他のきっかけを探るのが良いと思います。このように子供が幼いうちは「興味の種」を見つけるサポートを続けることが、結果的に子どもの可能性を広げることにつながります。

もちろん、そのような事を自分からアプローチができるお子さんなら親の手ほどきは必要ないですね。

親の期待や理想と子どもの希望と自由

私自身、子ども時代に母の教育方針に悩んだ経験があります。母は教師としての経歴を持ち、教育に対する熱意も非常に強い人でした。そのため、「自由に発想し、自分で学ぶこと」つまり、私がまだ幼い2、3歳の時から自主性を重視した方針を取っていました。

例えば、絵を描かせる時も手のひらを使っていきなり絵の具を手につけて画用紙に自由に描かせる手法です。これは、一見すると「自由でのびのび」と良いイメージを持たれて教育的にも良いという考えが主流ですが、当時2、3歳の私は困惑して「なぜ、こんなことを母は私にさせるのか」と疑問を持ち、我慢しながらしているような状況でした。

このようにアカデミックな、一風変わった教育方法も子供によっては苦痛でしかない場合もあります。

母は世の中の一般的な教育方法は、教科書的で良くないという価値観を持っていたので学習塾等に通わせる事に拒否感を持っていました。

一方で、私は具体的な教え方が一環してなかったことに戸惑い、勉強やその他受験システムなど社会を知らずに苦労しました。母の熱意は理解しつつも、「大人扱いせずにもう少し手助けがほしかった」と感じる場面もありました。

そして「うちも普通のお母さんが良かった」と私は思うようになりました。

この経験から、私は自分の子どもに対して、年齢や性格に合わせたサポートを意識するようにしていました。私の親とは逆のケースで親が過度に期待をかけたり完璧を求めたりすると、子どもはその重みに押しつぶされてしまうこともあります。そのため、子どもの個性やペースを尊重しながら、そっと見守ることを心がけていました。

日常の中で育つ「興味」

小さな子どもが自分から興味を持つのは、決して簡単なことではありません。

そのため、親が日常の中で気軽にサポートし、興味を広げるきっかけを与えることが重要です。特別なことをしなくても、親の日常の行動や姿勢が自然と子どもに影響を与えることもあります。

例えば、家族が本を読む姿を見て本に興味を持ったり、料理を手伝う中で食材や栄養に関心を持ったりすることもあるでしょう。親も子どもも「一生懸命すぎない」姿勢で、適度な距離感を保ちながら楽しく成長を見守る。それが、子どもの未来を広げる鍵になるのではないかなと思っています。

  • この記事を書いた人

巣ごもりママ

乳がん既往歴主婦(ASD・ADHD)。 言葉がおそかった子供の幼児期→公立小中から灘高へ、そして東大生の学習記録や塾なし10年間の問題集、塾・予備校3年間、知育玩具、家族の趣味など掲載中です♪

-思う事
-, , ,