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【ASDと1人外出の困りごと】私を少し安心させてくれた、工夫と道具たち

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今回は、ASD(自閉スペクトラム症)当事者の私が、日常生活の中で感じている外出のしづらさや戸惑いについてお話しします。

そして、そんな私にとって“安心をくれた小さな工夫”についてもご紹介できればと思います。

1人での外出は、ASDの私にとって小さな試練の連続

私は一人で出かけることがあまりありません。

ちょっとした買い物でも、外に出ると次のような場面で焦ってしまうからです。

私が外出の際に焦るポイント

  • お店のレジでの支払い
  • 電車やバスの乗り降りや人の視線、話し声
  • 帰宅時、玄関の前で鍵を探すとき

頭では流れを理解しているはずなのに、その場に立つと一瞬で頭が真っ白になることがあります。

外出を控えたくなるのは、こうした体験が少しずつ積み重なっているからかもしれません。

ASDと「外での不安」は切り離せない

ASDの特性は人それぞれですが、私の場合は次のような傾向があります。

私が気になる「外での不安」

  • 予定外の出来事に対応しづらい
  • 人の視線や環境音に敏感になりすぎる
  • 同時に複数の動作を求められると混乱する
  • 財布や鍵などの所在が曖昧になると不安になる

これらが重なることで、外出は「疲れる」「怖い」「避けたい」ものに変わっていきました。

そんな私を助けてくれた、安心ツール3選

1. 無印のカードケース:行動を整理できる道具

ある日、日用品売り場で目に入った無印良品のカードケース。

シンプルな構造で、交通ICカードや鍵を分けて収納できるつくりになっていて、長い紐もついてるのでバッグに付けることができます。

これを使い始めてから、以下の事が楽になりました。

  • 鍵とカードの置き場が明確になった
  • バッグの中を探さなくてよくなった
  • 外出時の動作が自然とルーティン化された

「あれ?今どこだっけ?」と慌てる場面が減り、気持ちが安定するようになりました。

2.スマホの通信環境を見直したことで、外出時の安心感が増した

もう一つ、私の外出を楽にしてくれたのがスマートフォンの通信環境を変えたことです。

以前は、毎月のデータ容量の上限が低いプランを利用していたため、外ではスマホの使用を控えることが多く、移動中に気を紛らわせる手段が少ないのが悩みでした。

特に電車などの公共交通機関では、周囲の視線や気配に敏感になってしまい、じっと座っているだけでも強い緊張を感じることがあります。

その状態でスマホさえ自由に使えないのは、かなりのストレスでした。

現在は3ギガまで気軽に通信できる料金プランに切り替えたことで、乗車中にも安心してスマホを見ることができるようになりました。

ほんの小さな変化ですが、意識を外に逃すことで視線ストレスが軽減されました。

3.音の刺激から自分を守るためのイヤホン

バスや電車での移動中、私はノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使っています。

理由はとてもシンプルで、周囲の話し声が耳に入ると、自分のことを言われているのではないかと気になってしまうからです。

実際には私のことなど気にしていないと頭ではわかっていても、言葉の断片や笑い声に反応してしまい、心がざわざわして落ち着かなくなることがあります。

そんな時、このイヤホンを耳に入れているだけで、少しだけ安心できる空間が自分の中に生まれます。

音楽を流さなくても、周囲の音を和らげてくれるだけで気持ちがずいぶんと楽になります。

まるで「外の刺激からそっと距離をとる膜」ができたような感覚です。

以上これら3つは、移動中の緊張や疲れを少しでも軽くするために、私をそっと支えてくれる道具になりました。

外出を避けていたのは、「自分を守るため」だったのかも

以前の私は、「なんでこんなに1人で外出するのが億劫なんだろう」「慣れない自分が悪いのかな」と思っていました。

でも今は、こう考えるようになりました。

それは、無意識のうちに自分を守ろうとしていたんだ。

自分にとって過剰に刺激的な環境にさらされることを避け、疲れ切らないようにしていたのだと気づきました。

最後に外出に戸惑いや不安を感じる方へ

もしこの記事を読んでくださっているあなたが、

「外に出るのが怖い」

「毎回、支払いの場面で焦る」

「ちょっとの移動でもすごく疲れる」

そんな気持ちを抱えていたら、安心してください。

あなたが弱いのではなく、それは感じ方や認知の特性が違うだけなのです。

そして、自分に合ったやり方や道具など工夫を少しずつ見つけていくことで、“少しずつ楽に外出できる日”がやってくると思います。

私にとっては、シンプルなカードケースと、気軽に通信できるスマホプラン、ノイズキャンセリング機能付きイヤホンがその始まりでした。

巣ごもりママ
巣ごもりママ

今日も無理のない範囲で、ゆったりした気持ちでお過ごしください

  • この記事を書いた人

巣ごもりママ

乳がん既往歴主婦(ASD・ADHD)。 言葉がおそかった子供の幼児期→公立小中から灘高へ、そして東大生の学習記録や塾なし10年間の問題集、塾・予備校3年間、知育玩具、家族の趣味など掲載中です♪

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