かつては会員制喫茶店として開いていた北野坂にしむら珈琲店へ行く
1974年に開き、著名な方向けの会員制喫茶店(現在は一般にも開放)だった神戸北野にあるにしむら珈琲店に夫と二人で行ってきました。
にしむら珈琲店の前にある北野坂の道路では芝生を敷いて、花々で花壇のように道路を飾り付けて道ゆく人が写真を撮ったり記念撮影をしていました。
インフォオラータこうべ北野坂
インフォオラータこうべ北野坂というイベントが行われていました。2023年は5月3日から5日まで。
こうべ北野坂
坂の上のほうへとずっと花びらの絨毯は続いていて、奥の方では歌手の方が歌われていました。
歌い方がタカラジェンヌみたいだから、もしかしたら元宝塚の方かな？
偶然、私達は最終日に訪れたようです。
北野坂を上に歩いていくと異人館街にも続いていて、歴史ある洋館などの建物が多くて異国の雰囲気を楽しめます〜。
夫は神戸が地元なのでよく知っていて、特に北野から三宮、そしてメリケンパーク周辺の神戸が好きらしく、たまに案内してもらって私は観光を楽しんでいます。
にしむら珈琲店は午前中から行列ができていた
こうべ北野坂の道路沿いにある、にしむら珈琲店を訪れました。先程載せた、インフォラータこうべの画像のすぐ左にこのにしむら珈琲店があります(Google Mapにも載っています)。
開店時間ぐらいにお店を訪れたのですが、すでに行列が少しできてきました。
人気あるんだね〜
ゴールデンウィークだからかもしれないですね〜。
私達は先頭から3番目くらいでした。
建物が煉瓦造りでツタでおおわれていて、緑いっぱいの気持ちが安らぐ雰囲気のするお店です。
入り口にある看板メニュー見ながら、
ドイツ菓子のケーキとか、北野らしいよね〜
と、二人でこれから食べるケーキをどれにしようかと相談しながら自分たちの順番を待ちました。
北野坂にしむら珈琲店の店内は、木製の柱などブラウンを基調とした重厚で落ち着いた雰囲気のある空間
しばらくして自分たちが呼ばれて店内へ入りました。
席に案内されて目の前に座ると、もうそこは別世界です。
フィギュリンと緑を眺める
なんか、すごい陶器の人形が飾ってあるよ〜
調べてみると、フィギュリンというリヤドロやマイセンなどでお馴染みの陶器の飾り物だそうですね〜。
私は詳しくないのでどこのブランドかは全くわかりませんが素敵でした。
こういう舶来品はオレンジがかった照明とブラウンの重厚な重みのある色合いとも、とても合うんだなと眺めていて思いました。
陶器の白さが際立ってとても上質な空間になりますね。
すぐ目の前には長年店内で時を重ねてきた立派な鏡付きカップボードもありました。
カップボードの中にも、素敵な舶来の食器が飾ってあります。
高そうだけど、何のブランドかわからないね〜
昔の有名な方がよく来ていた名残が感じられる隠れ家的な喫茶店だから、
自分達も少し優雅な気分にひたれるね〜♪
周りの景色も眺めました。
素敵だなぁ〜
こちらの窓際の席も素敵で、この席で男性が優雅に期間限定の苺トーストを食べていました。
道路沿いを眺める
アイスクリームかなあ？
クリームが乗ってる苺トーストも美味しそうだなぁ〜
緑の木々とレンガ、木製の室内の組み合わせに魅力を感じ、こちらの喫茶店の室内を通して外を眺める雰囲気がとても素敵でパシャパシャと写真を撮ってしまいました(アプリの音無しカメラを使いました)。
木の本みたいなメニュー
店員さんから渡されたメニューが分厚い木の本のようなものでした。
ハリー・ポッターみたいだね〜♪
メニューは
木製の本のよう
4月に東大入学式に参列した際、登場してきた学長さんや教授の方々が皆、角棒とマントを羽織り、旗みたいなものを持って出てきた光景を「ハリー・ポッターみたい」と周りでコソコソと話されていたのを思い出しました。
コーヒーが運ばれてきて、私はあることに気がついた
運ばれてきたコーヒーカップを見て、私は思わず夫に言いました。
あれ、コメダと星乃珈琲と似てるデザインのコーヒーカップだね！
本当だ〜、すごく似てるね！
最初にコメダ珈琲店のコーヒーカップです。
次は星乃珈琲店のコーヒーカップです。
そして今回訪れた北野坂にしむら珈琲店のコーヒーカップです。
こうして比べると、どのお店も青いカラーでイラストが描かれていて英文字が添えられて、ソーサーにも英文字が隅に入り、カップの底も高台で同じですね〜。
特に星乃珈琲店とにしむら珈琲店のコーヒーカップの取っ手部分の形状が三角のかどのようにとがっているところも似てます。
スイーツのメニューは他にもありましたが、私たちが注文したのはケーキセットでした。
コーヒー美味しいね〜！
最初にブラックコーヒーを口にした夫は、すぐに「美味しい」と話していました。
私はこの日はミルクを入れてコーヒーを飲みましたが、とても飲みやすくて美味しかったです〜。ミルクは牛乳だと思います。
ケーキの種類とケーキ、ケーキセットの価格
ケーキ単品は780円、ケーキとドリンクのセットは1,450円です。
ケーキの種類
ケーキの種類を載せました。
ケーキメニュー
ケーゼクーヘン
クリームチーズ生地をブルーベリーの食感が壊れないように丁寧に焼き上げてあります。
タルト・オ・フレーズ
中に焼き込んだ苺が香るタルトにたっぷりと苺を飾り付けてあるケーキです。
赤い果実のブルンダー
苺、木苺をピスタチオクリームの上に散らし、名物のブルンダー生地で焼いた焼き菓子です。
アプシェル・シュトゥルーデル
ウィーンの代表菓子に専用クリームを添えてあります。
アプシェル・マリレントルテ
フジりんごを使った瑞々しい食感と杏、まろやか生地のコラボレーションを楽しめるケーキです。
ドリンクはにしむらブレンドコーヒー(ホット・アイス)、アメリカン、ブレンドティー(ホット・アイス)から選べます。
オペラ
にしむら珈琲店の専用ブレンドコーヒーと上質クーベルチュールが調和したロングセラーなケーキです。
バラチンケシュニッテン
こんもりフルーツにしっとりショコラブラン生地とクレープ、クリーム層が重なりあう柔らかなケーキです。
ガーディナルシュニッテン
二つの食感生地に吟味を重ねたクリームでウィーン伝統菓子の中にシンプルな美味しさを追求したケーキです。
この時は、オペラとバラチンシュニッテンがすでに売り切れていたので、夫はアプシェル・シュトゥルーデル、私はガーディナルシュニッテンを選びました。
ガーディナルシュニッテンのレビュー
ふんわりとしたスポンジ生地に粉糖が控えめにのって、中にはさんだほんのり甘い生クリームと一緒に食べると幸せな気持ちになれるケーキです。
美味しい生クリームの風味がしっかりと感じられて、少し大きいわりにはあっさりとしていて全部食べられました。
コーヒーとケーキって本当に良く合う組み合わせだな〜と思いながら食べました。
アプシェル・シュトゥルーデルのレビュー
中身の詰まったアップルパイだね〜♪シナモンも効いてるよ
銀食器というものを私は見たことがないのでわかりませんが、とてもゴージャスな気分になりありがたい気持ちになりました。
シュトゥルーデル
アプシェル・シュトゥルーデルはシナモンがほんのり香り、りんごがたくさん入っていてりんごパイがお好きな方におすすめなケーキです。
添えてある生クリームと一緒に食べるとさらに美味しいと夫は話していました。
こちらのお店は2階がレストランになっているようで、ランチを食べに来た2人連れの方が2階で食べたいと申し出て2階へ席を移していました。
観光客の方が多く訪れていたようで、とても人気のある北野坂にしむら珈琲店でした。
あの、期間限定の苺トーストも食べてみたかったなぁ・・・、
でもケーキセットの方が少し安かったからケーキにしたよ・・
夫は、隣で美味しそうに男性が食べていた苺トーストも食べてみたかったと名残おしそうに話していました。
私たちがお店を出る時は、長い行列ができていたのでゴールデンウイークなどのお休みの期間は、私たちのように開店時間くらいにお店に来られた方が良いかもしれないです。
とても素敵なお店なので、神戸に来られたら一度行ってみてくださいね〜。
こちらにも神戸のパン屋を載せていますのでよろしければご覧ください。
