息子は高校生の頃、英検や漢検の資格取得にあまり興味がなかった
個人の体験なので参考程度にお読みください
公立中学生時代は英検3級を取得
公立中学校に通う息子が2年生になった頃に突然「英検を受けておく」と話してきました。
3級受けとくわ
受けたのは英検3級です。
そして、日本英語検定協会から合格証書と成績表が送られてきました。
英検の他に一応漢検も受けましたが、何級だったか忘れてしまいました。
準1級か2級とかの程度だったような気がしますがはっきりとは覚えていません。
そして、灘高校に入学してからのことです。
高校生のうちに英検も2級とか受けておいたら?TOEICとか
今はそれらに必要性を感じていないから受けない
息子はそういった語学検定にあまり興味がなかったので、私がいくら勧めても受けようとしませんでした。
灘高校在学中は、学校で行われていたGTECの検定を受けていました。
推薦入試や就職の際には英検等の資格があると良いかもしれないですね。
東京大学、慶應大学は一般入試で英検取得は加点されない
息子1人の体験だけしかわかりませんが、東大の一般選抜(前期日程)に関しては英検や漢検の取得の有無はあまり関係がないような感じがしました。
(また、これを断定してしまうのも良くないのであえて個人の感想としてとらえてくださると嬉しいです)
東京大学では一般入試で英検の優遇制度はありません。
慶応大学について一般入試以外のFIT入試、AO入試などで英検取得が評価の対象になるのかどうかは把握していませんので、詳細は慶應大学HP、または慶応大学の各試験英検利用に関する記事をご覧ください。
東京大学に合格したという事は、同大学で学ぶ資格があるということを認められた事と同じことなので、語学資格のあるなしはそこまで気にしなくて良いかなと息子を見ていると思います。
合格のためには普段の英語の学力を上げることの方が大事かもしれないですね。
とても貴重な受験勉強期間です。今必要のない分野に時間を割くのは良策ではないと思います。
※ただし、受験する大学によっては「英検取得は加点する」という基準を設けているところもあります。個々の志望先の応募要項などしっかりと熟読されることをおすすめします。
旺文社パスナビの「全国の大学・学部で英検が利用できる入試-パスナビ」ページ記事も参考にしてみてください。
大学院進学で必要な検定は大学生の間にするつもり
大学の授業では少しずつ、英語で話すことに慣れていこうと努めている
東大の教養学部では英語でFLOWという授業があり、スピーキングの能力で主にクラス分けされてそれぞれのレベルで英語で話し合うことができるようになることを目標に毎週行われています。
英検3級とGTECのB1.2レベルの息子ですが、初週は相手の話す内容はわかるのに全然しゃべれなかったと感想を述べていました。
息子のクラスだけの場合ですが周囲の新入生も同じで全く話せず、片言話せる学生はほんの少し、流暢に自分の思うままに長々と話せる学生はいないそうです。
授業が始まってまだ間もないですが、本人は下手なりになんとか二言、三言話すことを心がけて、少しずつ英語で自分のことを話すことに慣れていこうと頑張っているようです。
周囲の学生も自分と同じレベルの子がほとんどなので、話せないことで焦る必要はないと息子は話していました。
東大に合格するまでたくさんの言葉を覚えてきた子達だから、
あとは完璧主義をなくしてとにかく恥ずかしがらずに話すことに慣れれば、
この子達はそのうち普通に話せるようになると思うよ
FLOWの授業が始まってからほぼ1ヶ月近く経ちましたが、気になったのでスピーキングの進捗状況を聞いてみました。
少しずつ喋れるようになってきたよ、まだほんのちょっとだけど。周りの子も同じ感じ
そう〜
バイト先によっては、ちょっとした英会話の習得につながる事もあります。
東大生協ではDLCという東大生のための英語によるディスカッション講座も開設
大学合格後に、東大生協に加入すると送られてくる大学生活入学準備資料の中に入っている東京大学生協入学準備ガイドブックに、「東大生のための英語によるディスカッション講座(DLC)」というオンライン講座が紹介として載っています。
毎年、4月〜12月の週一回に行われる90分の講座でオンライン環境があればどこでも受講可能です。定員は55名です(生協組合員価格は99,000円税込)。
詳しくは東大生協の駒場書籍部にお問い合わせか、又は入学準備ガイドブックをご覧ください。
夫の会社や知り合いで見聞きした英語に関する話
次の話は、私の会社関係での見聞きした内容です。参考程度にお読みください
東大大学院卒の社員の英語についての話
「会社に東大大学院卒の社員がいたんだけど、Big Tech(世界5大IT企業)の1社へのプレゼンで英語の発音は全然上手じゃなかったけど自分の主張をしっかりと英語で表現出来ていたようで、その本社の方々もかなり食い入るようにその社員の話を興味深く聞いていて話も通じていたみたい。そして、その内容をもっと詳しく聞きたいとその社員に要望していたよ。
大学院から東大に入った社員で、語学に関してどうやって勉強してきたのか聞いてみたら「特別何もしてません、学校の英語の勉強だけです」と話していたのでやっぱり話す勇気さえあれば、たくさん英語を勉強してきたので話せるようになる子達なんだなと思った」と夫は話していました。
夫の会社のアメリカ人やイギリス人の方々(前職は公立小中高の英語教師の方が数人いる)に聞いてみると、「外国人が日本語を話すときは、下手でも日本人は話を聞いてくれるのと同じで、日本人が外国人に下手な英語を話しても大丈夫だから。日本人は完璧に話せるようになってから話したいなと思ってる人が多いからかもね〜」と皆同じようなことを話していたそうです。
次のお話は英語に関連した話です、よろしければご覧ください
ご両親が外国人でお子さん本人は日本で生まれ育ったケースの一例
ご両親は外国人で英会話教室を日本で経営、お子さん本人は日本で生まれて日本の公立小学校から公立高校まで通った一例です。
そのお子さんは英語はもちろん話せますが、日本語もとても堪能な方です。
ご両親の勧めで一度は両親の母国にある大学へ進学したのですが、その国の教育方針や学生とは価値観などが合わずに馴染めなくて「自分には合わない」と判断、すぐに帰国して日本の大学に入り直されたそうです。
「日本で育ち、学んだ自分には日本の大学がとても合っていました」と、そのお子さんは話していました。
幼い頃からアジアのある国で育ち、日本に帰国しインターナショナルスクールに通っていた方の一例
夫の知り合いのある方は幼い頃アジアで育ち、しばらくして日本に帰国、インターナショナルスクールに通っていたそうで英語は話せる方です。
帰国子女だし、今の仕事よりももっと英語を活かせる仕事があってたんじゃないんですか?
夫にそう言われるとその方は「自分は英語を話したくないんです。相手が英語で話す内容は聞き取ることはできますが、小さい頃の話し方しかできないので、大人になって子供っぽい話し方を外国人相手(ビジネスマン)にするのが恥ずかしく、話さないようにしています」と言っていました。
日本人で日本で育ち、近所にアメリカ人の友達が住んでいた方の一例
この方は日本人ですが、近所にアメリカ人の家族が住んでいて、そのご家庭のお子さんと幼い頃に友達になったことがきっかけで普段から英語で話す機会が増えて、今は英語は普通に話せるようになったそうです。
欧州に一人で長期間、旅行しに行ったりして楽しんでいるとその方は話されていました。