とうとう息子が東京へ出発する日が来た
前日は「勝つ」ためにカツが食べたいと息子は夕食用に買ったメンチカツを食べて、朝食は和食で紅鮭を出しました。
昨日から持っていくものを念入りに用意して朝も確認、げんかつぎで灘高校受験の時に羽織っていたコートを着ました。
Youtubeで道先案内みとくわ
Youtubeで電車の駅構内や道順の案内動画、Google Mapでも行き先を確認。
夫は「ついていこうか?」と心配で聞いたのですが「大丈夫、一人でいけるから」と息子は断っていました。
そして新幹線の乗車券を発券するため、夫は久しぶりの出社も兼ねて息子と一緒に家を出ていきました。
二人を笑顔で送り出した後、私は自然と涙が出ていました。
心配と寂しさで急に辛くなったのかもしれません。
せめて大学卒業まで息子には家にいてほしかったなと思っていました。
新幹線の一人旅は最初は楽しそうでしたが・・・
しばらくして、次々とスマホで写真を送ってきました。
早速、車内で桜くずもちと日本茶を堪能する様子。意外と東京への一人旅は楽しそうで、安心しました。
予想の右斜め上いったわ、くずもち
え?
形状が従来のおもちとは違ったようです。
「プラスチックの小さいナイフついてて食べれた」と後で返事が来ました。
のんびりできるわ〜
途中、景色を撮ったりと息子は一人を満喫していました。
富士山だけはみんな撮ってるみたい
スマホがあるとなんだかんだと報告してくれるので寂しくなくていいですね〜。
この時はまだ、私達は安心して息子の一人旅をスマホで見守っていました。
ホテルについてから息子はお腹の調子が悪くなった
東京駅について、ホテルに向かった後のことです。
なんかお腹痛い、下痢もひどいねん
え〜!大丈夫?
高校3年を過ぎた頃から下痢をよくしていた子なのですが、今回の東大受験1回目の旅先でも下痢が起きてしまいました。
正露丸飲んでね
うん
正露丸を飲んでなんとか痛みはマシになったようでしたが、お腹がゆるい状態があまり改善しない状態が続きました。
そんな状態で第一回目の東大受験を終えました。
こちらに東京から帰宅した後の息子の体の経過(腸の内視鏡検査等)を載せています。
一年後の2023年、また東京大学受験がやってきました。
同じく新幹線に乗って東京へ。前年とは違い2023年は夫が同行しました。
子供の遠方の大学受験で親の付き添いは必要か?
高校3年生の子供を一人で東京へ行かせて受験させるには、まだかなりのストレスがかかったようです
東大受験1回目は個人的に「親がついていくなんて。もう17、8なんだから一人で行かせるべき。交通費や宿泊費もかかるし」と夫婦ともに思って息子を一人で上京させました。
ホテルに到着前から下痢と腹痛が治らず、東大受験を終えた2ヶ月後まで体調不良が続いた
実際に息子を一人で東京へ行かせてみると初めての東京一人旅&東大受験だったせいか、予想以上に緊張が増して腹痛と下痢が治らず帰宅しても2ヶ月は体調不良が続きました。
「多少お金がかかって面倒でも、我が子の不安を解消してあげるためには親もついていった方が良い」と考え直し、2回目の東大受験はより安心できる夫を同行させて無事、二次試験二日間を乗り切りました。
私がついて行ったら逆に不安になり迷惑をかけそうだったので・・・・
息子の場合はストレスが体のほうに症状が出やすかったのですが、夫がついていくと安心できるようで灘高校受験の時も2回目の東大受験の時も下痢・腹痛を起こすことなく大丈夫でした。
一緒にご飯を食べに行ったり、同じホテルに泊まったり受験日は一緒に学校前まで行くことで息子の心に安心感をもたらしたようです。
夫は、息子は普段何も不満を言わない子なので安心していたようです。
しかし、実際には体のほうが正直にサインを出していたので「やっぱり親がついていくべきだね」と話していました。
精神的に強い子に見えても、体は正直にストレスが出るものなんだね
世間は「親がついていくなんて」とよく言われることもありますが、子供の遠方受験の場合は出来れば親は付き添いはした方が良いと、息子の東大受験1回目を私は体験して思いました。