高校受験

灘高 合格発表

灘高の合格発表の日、発表開始時間より遅れて着くように家を出る

塾・予備校の先生

私立のほうが大学受験のサポートが手厚いですよ

と塾の先生のアドバイスを聞き一番行きたい灘高校と、西大和学園高校を息子は受験しました。

試験日は西大和学園高校が先で灘高校が後でした。

西大和学園高校の合格が既に判明していましたので、家族全員で合格発表を見に灘高校へ行きました。

合格発表の日の朝は雪がちらついていました。

私は息子に付き添いながらも、あまりにも受験する学校の偏差値が私の頃とかけ離れすぎて、他人事のように息子の受験を捉えていました。

少しゆっくり行こうか、人も減ってるから落ち着いてみれると思うよ

巣ごもりパパ

というので、少し遅めに家を出ました。

灘校へ向かう電車の中で家族3人、なぜか話す事もなく黙ったまま住吉駅に到着しました。

住吉駅から灘校に歩いて向かう途中、合否の結果を知って帰る親子と遭遇

当時、掲示時間は午前10時からだったのですが、私達が住吉駅についたのは午前10時30分くらいの時でした。

灘校へ続く道の途中で泣きながら励ましあい帰っていく親子やものすごく喜びながら楽しそうに帰っていく親子の姿を何組か目の当たりにしました。

私はその親子の光景を見て、

巣ごもりママ

やっぱり本当に凄い学校なんだ・・・・

と息子の進学に関してしっかり向き合わないといけないなと感じました。

私が受験した高校の合格発表時の朗らかな雰囲気の光景とは全く違い、小学生の時から灘高に憧れて頑張って勉強し真剣に受験したであろう親子の合格発表後の帰宅途中の光景が今も思い出されて忘れられません。

合格発表となる体育館につくともうすでに発表が始まってだいぶ落ち着いている様子で、来られている受験生とそのご家族もまばらでした。我が家が体育館に着いた時刻は午前10時40分頃でした。

巣ごもりママ

ダメでも西大和学園高校受かってるから、充分だからね

と息子に言いました。

平静を装っていた息子も流石に緊張していたようです。

親子3人合格発表会場となる体育館の入り口で、「誰が見にいく?」など相談していました。

自分で合格発表を確認しに体育館の中へ

問答していると、

巣ごもりSon

自分で行く!

と頼もしく小声で言い、決意を持った顔で体育館の入り口の中へと入っていきました。

体育館は中に入ると合格発表が見えてしまうので、私達夫婦は入り口で待つ事にしました。

私達は息子の背中を見送り、固唾を飲んで見守っていました。

しばらくして、息子が今まで見たこともない満面の笑みでこちらに控えめに走って戻ってきて、

巣ごもりSon

・・・あったわっ!

と白い息を吐きながら遠慮がちに小さな声で言いました。

本当?よかったね〜!おめでとう

巣ごもりパパ

と私達も小さな声で祝福しました。無事合格しました。

灘高校合格発表の時のイラスト
灘校体育館の合格発表場所

その場で夫が急いで携帯電話で実家の父に連絡し、息子は塾の先生に連絡していました。

巣ごもりSon

本当にありがとうございました

嬉しそうに小声で話していました。

私は落ち着いてきたので周りを見渡すと、学校と塾関係者の方と合格されたご家族が数組いらっしゃる程度でした。

試験結果の成績通知表を取りにいく

結果は私立2校とも合格でした。合格発表会場である体育館内では、希望者には試験結果の個人の成績通知表をくださいます。

息子も自分で取りにいっていました。

ちなみに合格証はありません。

壁には個人成績表の体育館内での手渡し時間が11時半までと紙が貼られていました。

成績通知表の結果を見て、灘校を受験する生徒の桁外れの凄さを知る

成績通知表を見てみると、合格最高点は381点、合格最低点は265点、息子は280点で下から数えた方が早い順位だとすぐわかりました。

息子は駿台模試では偏差値70から80など超えたり、国語で全国1位をとったりしていましたが、実際はそれ以上の優秀なお子さんがたくさん灘高校に受けに来るんだなとびっくりしたのを覚えています。

やはり灘高校の入試の難易度が高いからだと感じました。

合格した5日後くらいに、入学手続きをしに学校へ行きました。その時は保護者同伴で息子と私で行ったと思います。持ち物は受験票で入学手続き終了後、3時から入学準備に関する説明がありました。

※この日に入学手続きをされない場合は入学辞退になります。

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私立2校受かりましたので公立は受けませんでした。

体育館内で泣いていらっしゃった塾の先生がいてとても印象に残っています。

男性の方が泣くところを目の前で見たことがなかったのでよく覚えています。

最難関高校だけに一生懸命頑張ってこられた先生もいろんな思いが込み上げて堪えきれなくなったんだろうなと、見ていて息子の灘高校受験について深く考えさせられました。

ポイント

毎年、合格辞退者が一定数出るので繰り上げ合格の事例がごく少数ですがあるそうです。ある塾生さん方が団体で受験し、受かっても地元の進学校に行かれるお子さんが多いと聞いています。

  • この記事を書いた人

巣ごもりママ

乳がんになりブログを始めた主婦です(ASD・ADHD有り)。 息子が公立中から灘高校へ、そして東大生になった成長記録を載せています。塾なしで勉強していた10年間の問題集、愛用した知育玩具、3年通った塾と予備校、夫の趣味(PC)や美味しかったスイーツなどのせています。

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