「公立中学から灘高校に行くにはどうしたらいいですか?」
ネットで息子の高校名で検索すると見かけることがあります。
灘高校 20○○年度受験用赤本155 5ヵ年版
入学試験の過去問題をまとめた「赤本」を出版している英俊社の本に灘高の赤本があります。
年度ごとに販売されていて、過去5年間をまとめてあります。
入試問題で出題される4教科の傾向と対策が載っています。参考にしてみてください。
本屋で中を見ましたが対策が具体的で分かりやすく勉強の計画の方向性を立てやすいと思いました。
息子は

といい、自分で決めた塾に行きました。
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息子に聞いてみました。
灘高校を受験するための勉強の進度について

自分は塾に行くまで家庭学習だったが数学は中学入学時に基本的な中学2〜3年を学習あるいは終了してると理想的。だけどそこまで進んで無くても大丈夫、塾で教えてくれる。
中1の4月の時点で中学数学を終了。塾に通うまで家でチャート式等で高校範囲を少し勉強しながら、問題集「高校への数学」を中心にしていた。
他教科は中学生向け問題集と、通信教育(小学1年からz会、中学1年の間はz会特進コース)をとっていた。
中2の春期講習から塾に入ったので通信教育をやめた。
試験の教科についてどのような内容なのか?
国語
記述に慣れて、書けるようにする。古典は難しく、高校の範囲も出る。漢字も覚える事。
※塾では古典は一部センター試験の範囲、現代文も一部分神戸大学、筑波大学等の問題を抜粋して教えていた。
説明会の資料には
日頃からたくさんの本を読む(人間についての深い関心と幅広い教養が必要)、漢字を覚える、語彙を豊富にする事。
引用元:平成31年度灘中・灘高入試説明会の冊子
数学
月刊「高校への数学」(東京出版)の問題が解けるように。
暗記だけではダメ、公式の意味を理解する。(なぜそうなるのか等)公式を証明できるようにしておく。
途中の数式も採点される。(最後の答えが間違っていても、途中あってたら点数くれるから数式等消さずに残しておく、気を抜かないで書く。)
説明会の資料には
証明問題は不必要な事を列挙すると減点になるので要領の良い解答を作成できるように。
式の羅列だけで終わらぬよう説明もできるようにする。 引用元:平成31年度灘中・灘高入試説明会の冊子
※塾では京都大学文系前期の数学の問題も中学生でも解けるからやってごらんと先生から頂いて採点してもらった事もありました。
※チャート式の数1+Aの問題も一部解いて塾の先生に見てもらったり、自主的に自分で東北大学の確率統計の問題も解いていた。
英語
英語は単語、熟語をできるだけたくさん、大学センター試験レベルの単語数を覚える。語彙も文法も高校範囲から出るのが多い。昔よりは易しいが依然として難しい。リスニング対策もいる。昔の過去問を解いたらわかるけど、昔の英語は超難しかった。
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※塾では関西学院大学の英語の入試問題を抜粋して教えていた。
説明会の資料には
単語熟語をしっかり覚える
英文を正確に読み書きできるように練習する
長文を読み、大意の把握、文章の前後で未知の単語・熟語の表現を推測する練習をする
普段からニュース、映画等を英語で聞くなどリスニング力をつける 引用元:平成31年度灘中・灘高入試説明会の冊子
理科
高校の範囲も一部出た。読解、計算力がいる。細かい知識も要る。文章が長い割に試験の時間が短い。中高の教科書には載っていない初見の範囲も出るので難しい。
説明会の資料には
暗記した知識を問うのではなく、その知識を与えられた問題においてどのように使うかという応用力をみている。(まだ説明されていない自然現象等をどのように捉えて説明できるのか、その能力が将来必要とされるから)問題文をしっかり読み、先入観を持たずにその場で考える事。
引用元:平成31年度灘中・灘高入試説明会の冊子
※平成31年度灘中・灘高入試説明会の冊子から一部引用しております。(「説明会の資料には」の部分)
冊子にはより詳しい内容が載っていますので、灘中学・灘高校を目指していらっしゃるお子様や保護者の方々はぜひ年2回行われている入試説明会にお越しください。
灘高校受験の時気をつけていた事
- 自分のペースで毎日コツコツ勉強。(駿台模試の結果が悪くても良くても動揺しない。常に自分を持つ。)
- 志望高校を目指している事は周りに内緒。(担任の先生以外、卒業式間際まで秘密にしていた。)


(私はずっと黙っていたので卒業式の時、知り合いのお母さんから『息子から聞いたんだけど、灘高校って本当?』と聞かれたので、実はそうだと言うと、『えっ、すごいね〜っ!』と驚かれました。)
- 文化祭や説明会にも積極的に参加。学校の雰囲気がわかりモチベーションもUP。
- 塾の先生は大卒以上。(完全に息子の個人的な好みです。大学生塾講師にも良い点があります。)
- 先生にすすんで質問する。
- 息抜きや遊ぶ時間もしっかりとる。
- 過去問は最低10年する。
※塾では様々な高校の過去問を取り上げて実践で解かせていた。例】東大寺学園、西大和学園、筑波大学付属、灘、愛光、久留米大附設、都立日比谷等
※大学生講師の長所はこちらに載せています↓
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