学校での入試説明会は10月と11月と2回ありますが、息子が中学2年生の頃、夏に塾で説明会が開かれており灘校から当時教頭だった大森秀治先生(今は退職されています)がお越しくださり説明会がありました。(現在その塾ではされていないようです。)
進学塾での灘高校入試説明会
息子は一番に行きたい学校だったので終始ニコニコと嬉しそうでした。参加されている生徒さんとご家族は数組程度でした。
ほとんど内容を覚えていません、ご了承ください
息子も忘れたようで覚えていませんでした。
大森先生はまず説明会を開く前に「校歌はうちは2つありまして、校歌と生徒歌があるんです。説明会が始まる前に今から流してみますので聞いてみてください」と校歌と生徒歌を流してくださいました。
その後説明会が始まりました。
教育方針、学校の成り立ちから現在、学校生活等について丁寧にパワーポイントを使って説明していただきました。
医学部や東大を目指す生徒が多い
「特に大学先まで指導していませんが、なぜか医学部を目指す生徒が多い傾向がありますね。東大も目指す生徒が多いです。最近は海外大学への入学も増えてきています。高校からなぜ新しい生徒を受け入れているのかというと中学からずっと同じ生徒が高校に上がると緊張感が無くなってくる事もあり、新しい生徒が入ると一新して生徒全体の緊張感が出て良い効果があるようです」とおっしゃっていました。
その他学校周囲のエピソードなど、学校以外の事も教えていただきました。
そして「何かご質問があればお答えします」と先生がおっしゃったので、その場にいる生徒さんが手をあげて試験当日のことなどその他気になる事を質問されていました。
息子は体育のことを質問していました。
体育はどのような内容の授業をされていますか?
柔道は高校一年生は必須
先生は「そうですね〜、柔道は1年生で1年間するのは必須です、他に夏は希望者のみですが、水泳の授業がありドーム状で風船のような構造の屋根をコンプレッサーで中に空気を送り、膨らませて作ったものをプールの上に置いて日除けとして使ったりとかもしていますね。あとはサッカー、バスケットボールやバレーなど球技も色々しています」とおっしゃっていました。
参加している生徒数が少なかったので色々納得の行くまで質問が出来、参加されていたお子さん方も満足そうでした。
帰宅途中に息子に聞いてみました。
今日の説明会どうだった?
そりゃあ〜、一番に決まってるやんっ!灘高校に絶対行きたいっ。今日から勉強頑張るわ〜
息子は灘高の入学への決意をより固めていました。
灘校(灘中・灘高)の入試説明会
二回目の入試説明会も聞こうと思いましたが息子は塾のテストがあり、「行きたい」という息子を我慢させて夫と2人で参加しました。
中学、高校合同の説明会です。
受験生とその保護者がたくさん来られていました。スリッパ等上履きは必要ありません。
お父様方も参加されたり、家族全員で参加されているご家族も多数いらっしゃいました。
説明会が始まり、試験の時に持ってきてはいけない文具、過去の試験の平均点と最高点など具体的な説明をしていただきました。
塾の説明会の時と同様、学校の事や入試に関する諸注意があり、その他に生徒の平均勉強時間のアンケートの結果、高校生活での塾についての説明がありました。
あと「入試当日着てくるコートやジャンパーは英字等ロゴが無いものを着てください」という内容や入学試験の合格水準の話がありました。
合格水準は下げない
「生徒を確保する為に合格水準を下げる事はしません。また合格者数が規定に達しなくても増やしません。ですので受験生の皆さんは頑張ってください」とおっしゃっていました。
あと「生徒たちが主体となった学校で、自主性に任せています。文化祭や運動会も全て生徒に任せています。担任団という7〜8人の教師で3年間同じ学年の担当になります」と説明がありました。
灘校での入試説明会では
入試説明会の資料には説明会でいただいた冊子には貴重なデータも載っていて、その説明もされていました。
ある学年の中学入試当時の成績「下位30人」の3年間の席次の推移をグラフにまとめてありました。
中学入学当時は下位でも、学年が上がるにつれて中位、上位にしっかり上昇してくる事、そのグラフに記載していない中位、上位の人も同じ散らばりを見せるそうです。
「大切なのは、入学時の成績では無く入学後の努力なのです。(平成31年度入試説明会資料より引用)」
と書いてありました。
※入試説明会の資料にはさらに詳しい学校の紹介や資料が載っています。年2回行われる灘校の説明会にぜひお越しください。
説明会の後、学校内を見学出来、図書室等見学して帰りました。受験するお子さんとご家族の方が大勢見学されていました。過去の入試問題の販売もされていたと思います。
図書室です。
入試説明会に参加しましたが、資料をいれる簡易的な手提げ袋がついていました。瓦煎餅をいただきました。
灘高校の地域別志願者数、合格者数、辞退者数、入学者数と灘校在籍数
過去2年間の地域別志願者数、合格者数、辞退者数、入学者数をまとめてみました。参考までにご覧ください(引用:平成31年度灘中・灘高入試説明会資料、平成31年度灘校HP)。
2018年度の灘高校合格者と、志願者数地域表です(入学者の地域は伏せてあります)。
都道府県 | 志願者 | 合格者 | 辞退者 | 入学者 |
---|---|---|---|---|
青森県 | 1 | 0 | ||
岩手県 | 2 | 1 | ||
福島県 | 1 | 0 | ||
宮城県 | 1 | 0 | ||
新潟県 | 1 | 0 | ||
茨城県 | 1 | 0 | ||
愛知県 | 2 | 1 | ||
岐阜県 | 2 | 1 | 1 | |
滋賀県 | 3 | 0 | ||
京都府 | 4 | 2 | ||
奈良県 | 4 | 4 | 2 | |
大阪府 | 25 | 11 | 3 | |
大阪市 | 7 | 3 | ||
その他 | 18 | 8 | ||
兵庫県 | 19 | 10 | 1 | |
神戸市 | 7 | 3 | ||
芦屋市 | 2 | 2 | ||
西宮市 | 5 | 3 | ||
宝塚市 | 2 | 1 | ||
その他 | 3 | 1 | ||
岡山県 | 4 | 1 | ||
広島県 | 1 | 0 | ||
香川県 | 2 | 1 | 1 | |
徳島県 | 3 | 2 | ||
福岡県 | 35 | 20 | 19 | |
佐賀県 | 1 | 1 | 1 | |
長崎県 | 3 | 0 | ||
熊本県 | 12 | 5 | 4 | |
大分県 | 8 | 4 | 3 | |
宮崎県 | 3 | 1 | 1 | |
鹿児島県 | 7 | 1 | ||
海外 | 5 | 3 | ||
合計 | 150 | 69 | 36 | 39 |
2019年度の灘高校合格者と志願者数地域表です。こちらの辞退者数は当時息子が合格した年のものなので表記されていませんでした。
都道府県 | 志願者 | 合格者 | 辞退者 | 入学者 |
---|---|---|---|---|
北海道 | 1 | 0 | ||
岩手県 | 1 | 0 | ||
福島県 | 1 | 0 | ||
東京都 | 1 | 0 | ||
千葉県 | 1 | 1 | ||
長野県 | 1 | 0 | ||
岐阜県 | 2 | 2 | ||
福井県 | 1 | 1 | ||
石川県 | 1 | 1 | ||
和歌山県 | 2 | 0 | ||
滋賀県 | 4 | 2 | ||
京都府 | 1 | 0 | ||
奈良県 | 11 | 3 | ||
大阪府 | 24 | 15 | ||
兵庫県 | 33 | 11 | ||
神戸市 | 8 | 3 | ||
芦屋市 | 4 | 1 | ||
西宮市 | 11 | 2 | ||
宝塚市 | 8 | 4 | ||
川辺郡 | 1 | 1 | ||
高砂市 | 1 | 0 | ||
鳥取県 | 1 | 0 | ||
島根県 | 1 | 1 | ||
岡山県 | 5 | 0 | ||
山口県 | 1 | 1 | ||
香川県 | 2 | 1 | ||
徳島県 | 5 | 0 | ||
福岡県 | 31 | 6 | ||
佐賀県 | 2 | 1 | ||
長崎県 | 2 | 1 | ||
熊本県 | 14 | 1 | ||
大分県 | 7 | 3 | ||
宮崎県 | 2 | 1 | ||
鹿児島県 | 4 | 0 | ||
海外 | 4 | 2 | ||
合計 | 166 | 54 | 不明 | 38 |
こちらは2018年度の地域別灘校在籍生徒数です(中学校含む、引用:平成30年度学校要覧)。
地域 | 人数 |
---|---|
兵庫県 | 531 |
大阪府 | 394 |
奈良県 | 55 |
京都府 | 78 |
滋賀県 | 26 |
和歌山県 | 3 |
三重県 | 2 |
東北 | 3 |
関東 | 16 |
中部 | 37 |
山陰 | 18 |
四国 | 9 |
九州・沖縄 | 43 |
合計人数 | 1215 |
※上記の辞退者数にある地域で一定数の辞退者数が載っていますが理由はこちらに載せています。