東大理一志望で遠方受験の併願大学一例と願書提出日の流れと受験費用を載せました
内容は東大理系志望で遠方受験の場合で2022年から2023年度のものです。
東京大学理科一類が第一志望で医系志望でもなく、併願先も似たような方の参考になればと思います。
各大学の願書の出願日と受験料として納めるお金についてですが、実際に進めていった順に並べて書いています。
記事の一番最後に集計した費用合計額を載せています。
東大理一受験の併願先大学の一例
息子の受験した順番に大学を並べてみました。
- 東京理科大学創域理工学部数理科学科(共通テスト受験のA方式)
- 慶応義塾大学理工学部学門C
- 東京大学理科一類
- 兵庫県立大学理学部物質科学科(中期で受験 )
- 東北大学理学部数学科(東大不合格の場合に後期で受験する)
息子が受験した大学は最初にweb出願登録をする大学ばかりで、受験費用を払い書類を郵送する様になっていました。
一番目は大学入学共通テスト(東京理科大学A方式受験を兼ねる)です。
大学入学共通テスト(2023)
国立大学や共通テストを利用する大学を受験する場合は、一番願書提出日が早い大学入学共通テストから始まります。
2022年の願書提出日は9月26日から10月6日(最終日消印有効)までで、私立大学よりもかなり早く始まりました。
息子は既卒生なので自分で出願しました。
受験教科が2つか3つ以上かで金額が変わります。
息子は3教科以上、成績通知(4月頃に郵送される)を希望するを選んだので受験料は18,800円でした。
東京理科大学創域理工学部数理科学科(2023年に理工学部→創域理工学部、数学科→数理科学科へ名称変更)
東京理科大学です。出願登録をweb、次に書類を郵送する手順になっています。
出願期間はA方式(共通テスト利用)の場合は短くて2023年は1月6日〜1月13日でした。
A方式は昼間学部の中から1学科なので受験費用は20,250円でした。
書類は角形2号封筒に入れて簡易書留と速達の併用で出しました。
共通テスト利用のA方式で受験したので旅費の負担がなくてよかった
東京理科大学は共通テスト利用の受験を選びました。
息子が受験した数理科学科(旧数学科)は2023年は東京理科大学出願状況によると募集人員が19名に対して受験志望が392人でした。
合格発表は2月14日午前10時でした。
入学手続きの一次手続きは2月14日から17日まで、二次は3月10日まででした(国公立大の中後期日程受験で延納申請手続をした者に限って3月24日まで/2023年度の内容)。
滑り止めは私大は慶応だけでいいと思ったけど
万が一ということがあるから押さえておきたい
東京理科大学の入学手続き日が一番早いので、2月14日合格発表日の翌日に入学金30万円を払いました。
ちなみに入学金は金融機関窓口受付のみの振り込み指定になっていました(ゆうちょ銀行は不可)。
東大理1、理2の受験生は東京理科大、慶応大と順に受けるケースもあると思いますが(早稲田のケースもあり)、この入学金30万の手続きを遅らせたいなら東京理科大の一般入試を受けると良いそうです。
私大一般入試対策という手間が1校増えて、本命の東大、二番手の慶応、万が一の後期東北大学に向けて勉強時間を取られたくないのであれば、共通テスト利用が良いと思います。
共通テストのみの受験と、
一般入試の受験とどちらが合格率や難易度が高いのかは把握していませんので、
お知りになりたい方は検索してみてくださいね〜
どちらを受験したとしても理科大の後東大を受験して理科大をおさえておく場合は一次手続きを東大合格発表日までに済ませる日程になっています。
慶応受験後に自己採点の結果をみて
理科大の支払いを辞退することも考えましたが、
万が一のことを考えてやめました
東京理科大学の受験費用は合計で320,250円でした。
息子の場合は私立大学の出願登録に関しては慶応大学が一番最初でした。
慶応義塾大学理工学部学門C
2023年12月28日にウェブ出願しました。
受験費用は36,100円でした。
我が家はクレジット決済を選んだのですぐ引き落としのメール連絡がきました(その他の支払い方法については慶応大学ホームページをご覧ください)。
1月19日までに書類を角形2号封筒に入れて速達と簡易書留を併用して出しました。
2月12日日曜日に試験があり、合格発表が2月24日、入学金等振込期限が3月3日でした。
入学金は金融機関の窓口での振り込み指定(ゆうちょ不可)になっていました。
理工学部の入学金は20万円です。
新幹線の往復運賃代とホテル宿泊代金
新幹線代は大阪〜東京間の往復一人分で27,240円(夫が使っている年会費制エクスプレス予約で。年一回でも新幹線を使うと元が取れる。一般的には高校、予備校から発行してもらえる旅客運賃割引証を使って購入)でした。
東京都内の電車はイコカ(関西の交通系ICカード)で利用できました。
価格が安めのホテルを選んだよ
ホテル選びは息子がしました。
慶応大学受験で泊まったホテル
- アワーズイン阪急(宿泊前日は満室になっていた)
- 11月27日に宿泊予約サイトで予約、代金は1泊2日で8,098円
- 朝食代は600円とリーズナブル
慶応大学は入学金を入れて合計271,438円かかりました(別で飲食代は5,000円ほどで足りました。交通機関はイコカで全て乗れました)。
入学金は金融機関窓口のみの支払いになっています(ゆうちょ銀行は不可)。
2023年の東京大学の一般選抜の第1段階選抜と第2次学力試験を受けるための出願
東京大学は一般選抜は大学入学共通テストの点数結果による第1段階選抜が行われ、第1段階選抜に合格すれば2次試験が受験可能になります。
2023年度は第1段階選抜の結果は2月14日に東京大学ホームページ上で発表されました。
東北大学、兵庫県立大学の出願も東大に郵送する日と同日に郵便局に行って手続きを済ませました。
「必ず簡易速達郵便にすること」と書かれていたので、簡易書留と速達を併用して出しました(その他の大学も同様にすることをお勧め)。
受験費用は17,450円でした。
東京大学は2月14日(水)に第1段階選抜合格発表をしました。
第2次学力試験は2月25日から27日(27日は理三の面接)で息子は理一なので25、26日でした。
東京大学受験のため新幹線の往復運賃代とホテル宿泊代金(親1人付き添い分含む)
東京大学受験は夫も付き添いで行くことになったので、大人二人分の新幹線運賃です(年会費制エクスプレス予約で購入した)。
ホテル予約はブッキングドットコムで、かなり早い時期の11月3日にアパホテル(秋葉原駅電気街口)を予約しました。早めに予約しておくと安心です。
(ちなみに2月1日に予約確認をすると秋葉原駅電気街口は2月24日全室満室になっていた)
ホテル代金はシングル二人分で試験前日の日から2泊3日で29,700円、新幹線代は大阪〜東京間の往復二人分で27,240×2=54,480円でした。
東大合格発表は3月10日(金)正午です。
入学手続き締切日は3月15日(水)でした。
こちらには、子供を一人で上京させて受験させた東大受験1回目の個人的な体験を載せています。
東京大学に合格した場合入学手続き期間が短かかったり住まい探しなど忙しい
東大は合格後も慌ただしくなります。
入試終了後に入試会場で配られる「入学手続要領前期日程」についての説明に関する紙一枚に書かれている手続きを所定の期限(合格発表日から4日以内で、前半、後半、書類郵送の期限がそれぞれある)までに行わなければ自動的に入学辞退者として扱われてしまいます。
入学金は282,000円です。
3月下旬の学生証交付や健康診断の実施日までに東京都内に住まいを確保し、また4月5日から授業が始まるので住まい探しも並行して行わなければならなくて、毎年東大に合格した遠方の受験生のご家庭は大変なんだそうです。
我が家も合格前から住まい探しを着々とネット上でし続けて、お気に入りに入れて息子が住む物件の候補を絞っていました。
しかし東北大学を受験する予定だったので、東大合格発表まで住まいを契約できないので焦りました。
他のご家庭は東大と東京都内の私立大学等、契約予定物件から通える範囲の大学や東大受験が最終という例がほとんどで、すでに住居の確保を済ませていました(東大二次試験期間中に東大生協では保護者説明会、住まい相談会開催)。
※東大寮については東大HPを、東大生協については東大生協HPをご覧ください。
東京大学は入学金を入れて合計383,630円になりました。
入学金の振り込みはコンビニ、ネット振り込みも可能で便利な対応でした。
中期日程試験に兵庫県立大学を受験した
共通テスト利用で受験した東京理科大学の合格発表が2月14日にあるのですが、東京理科大学と慶応大学に落ちた時のための保険としてその日までに出願終了する兵庫県立大学の願書も提出しました。
受験費用は17,795円でした(試験会場は東京、兵庫、大阪の3ヶ所)。
試験日は3月8日です。慶應大学の合格は判明していましたが「自分で決めたことだから受験する」と息子は言い、東大合格発表日の二日前に受験しました。
後期日程試験に東北大学を受験予定だった
万が一、東大不合格になった時のために東北大学も受験予定にしていました。
受験費用は18,000円を払いましたが、東京大学に合格したので受験はしませんでした。
大学受験にかかった受験費用の合計(遠方受験費用を含む)
上記の各大学の費用をまとめた合計額です(スマホ版は横スクロールでみれます)。
用途 | 費用 |
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大学入学共通テスト | 18,800円 |
東京理科大学理学部受験料(A方式) | 20,250円 |
東京理科大学入学金 | 300,000円 |
慶應大学理工学部受験料 | 36,100円 |
慶應大学受験ホテル代 | 8,698円 |
慶応大学入学金 | 200,000円 |
東京大学受験料 | 17,450円 |
東京大学受験ホテル代 | 29,700円 |
東京大学入学金 | 282,000円 |
兵庫県立大学受験料 | 17,795円 |
東北大学受験料 | 18,000円 |
新幹線代金(慶応1人、東大2人分) | 27,240円×3=81,720円 |
合計 | 1,030,513円 |
2023年の大学受験費用は総額103万513円になりました。振り込み手数料、食事代などは含んでいません。
表にまとめてみると、子供一人を地方から東京に2大学に受験に行かせ、3校分の入学金を払い、親が一人1校付き添うとこんなに費用がかかるんだなと実感しました