灘高校

灘校に高校から入ると(授業内容、進度、塾について)

灘高ってどんな学校なんだろう?息子が入学するまでは想像出来ませんでした。

実際に入学して授業進度や周囲の友達の様子を知るようになり徐々にわかったことを書いています。息子から又聞きして書いている内容もありますのでご了承ください。

灘高校に入学すると

中高一貫教育をしている私立学校ですが高校から入学すると、

クラス編成

学年担任団という教師7〜8人体制で1クラスを見守る体制を取っている。毎年クラス替えとクラス担任の配置換えはする。1クラス約55名。

1組、2組  内部進学の在来生(灘中学入学〜)と新高生との混合クラス

3組、4組  内部進学の在来生のみのクラス

巣ごもりママ
1組、2組のどちらかに入ります

1年だけ新高生は別クラスで下記の科目だけ別授業を行い、先に勉強が進んでいる在来生の進度に合わせて調整していきます。

授業

一部新高生のみのクラス編成で授業を行う。

別クラスで行う科目(一年生の期間のみ。二年生からは共通のクラスと授業になる。)

  • 数学(5)
  • 国語(2)
  • 理科(化学1・物理2)
  • 柔道1

※数字は週に対する時間数

例)数学の場合

在来生 授業の進度が早くて中学2年の1学期に中学範囲を終了、中学卒業時に高校範囲の数1、A、Ⅱ、Bを終了

新高生 1年生の間に数1、A、Ⅱ、Bを終了させる。数学は新高生だけのクラスを作り授業を進める。

※上記以外の教科や授業(HRや学校行事等)は通常のクラス単位で行う。進度に合わせて補習をする事もある。

 

高校から入学して授業についていけるのか

最初、私は「同級生に追いついて授業ちゃんと理解してやっていけるかな?」と心配でしたが大丈夫だったようです。

息子の同級生しか把握できませんが、周囲のお子さんも問題なくついていけたと聞いています。

他塾でも進学の先の事を考慮しフォローされていると思います。

英語の授業で外国人の先生のネイティブによる授業

先生は授業の最初から最後までほぼ英語で日本語をほとんど使いません。話すスピードもネイティブの速さです。

英語で内容を話した後、例えば「じゃあ、英文でさっき説明して言った内容をまとめて感想文を書いてください」と先生は英語で言ったりします。帰国子女のお子さんや、息子は全部聞き取れているので大丈夫なのですが、これから灘高校に入学を希望されているお子さんはこの授業はついていけるように、受験前から英語のリスニングと文法は頑張っておいた方が良いかもしれませんね。

巣ごもりSon
文法を理解出来ていなくてリスニングも出来てないと入学後しんどいと思う

なのでぜひ、英語の方も頑張ってみてください。

英語検定

英語検定は国内外たくさんありますが、灘高校では日本国内向けの英語検定2種類(英検 、GTEC)を受けているようです。

 

灘校では教科書を使っていない?

ある掲示板の過去ログには「灘校では教科書を基本に授業はされていない」と書かれていましたが、教科書をしっかり使っておられる先生もいます(問題集作成出版社の書類なども配布されています)。

灘校ともなると、授業で教わる内容は問題集や塾のテキストに載ってないレベルを希望する(既に知っているか、答えを配ってくれたら済む)生徒が多いので先生方は授業に興味を持たせるのに一生懸命工夫されていると思います。

巣ごもりSon
問題集や参考書程度のものは答え配るだけでいいよ でも先生が自分の知らない事やわからないところを教えてくれる時はすごく嬉しい

 

灘高校に入学されたお子さんはどんなお子さん?

息子のクラスや交友範囲で聞くと、灘中学受験経験者(出身学校は公立、私立と様々)や、国立付属中学、帰国子女、公立中学校、私立中学校(灘中学を未受験、中高一貫校や寄宿学校に通学)などです。

このような一生懸命多様な環境で勉強してこられたお子さんが受験するので学校の入試問題も止むを得ず難しくなってしまうんだろうなと感じました。

芸術 

入学時に次の三つから選択する。高校1年生で学習して終了。

音楽 美術 書道

土曜講座  

視野を広げ関心を深める講座。 前期後期(各3日)とあり、土曜日に行われる。本校OBその他各業界で活躍されている方の講義や実習を学ぶ。

高校2年生で終了(空きがあれば高校3年生も受講可能)。

ポイント

土曜講座は国内外で活躍されている著名な方から灘校OBの方まで、幅広く知識を得たり、趣味の幅を広げられたり、新しい発見が出来る講座です。

私が受けたいくらい毎回内容が充実しています。

視野や可能性が広がります。

講座内容も多岐に渡っていて、灘校卒業後指揮者になられた方から指揮の指導を受けられたり、砂金取りをしに行ったり、演劇を見に行ったり、作家の方から文学を学んだり、経済界や政治分野で活躍されている方など様々です。

もちろん灘校の先生も土曜講座をされます。息子は1年の時は数学の先生の講座を受けて「すごくわかりやすかったし面白かった」と感想を述べていました。

2年は「海外で活躍する人の話を聞きたくて」と灘校OBで米国ニューヨーク州弁護士でもあり、某メーカーの役員の方から海外で働く事とはどういった事なのかをご自身の灘校時代を偲びながら話された内容で興味深く聞いてきたようです。

帰宅するとたくさん私に教えてくれました。

息子から間接的に世界で活躍されている方の話を聞けて私も勉強させていただいています。

柔道 

高校1年生は必須。授業は1年で終了。

 

クラブ活動   

加入は自由。掛け持ちも自由。

文化部
物理研究部
化学研究部
生物研究部
数学研究部
地学研究部
鉄道研究部
地歴研究部
囲碁部
将棋部
ESS
クラシック研究部
パソコン研究部
アマチュア無線研究部
ブラスバンド部
グリー部
書道同好会
文藝同好会
クイズ研究同好会
マジカル同好会
社会科学研究同好会
写真同好会
ディベート同好会
古典文化同好会
灘校アニメ研究会
ドラえもん同好会
ポケモンサークル
レゴ同好会
体育部
陸上競技部
水泳部
野球部
サッカー部
ラグビー部
バスケットボール部
バレーボール部
ワンダーフォーゲル部
柔道部
剣道部
テニス部
ソフトテニス部
バドミントン部
卓球部
ソフトボール同好会
少林寺拳法同好会

 

その他、文化祭、体育祭、修学旅行、英国異文化研修(希望者のみ)等があります。

 

学校カウンセリングもあります。

学校カウンセリング

お子様の成育に関して悩みを持たれている方にカウンセラーの先生がカウンセリングを行っています。

学校生活等で気になった事、不安になった事があればご相談されると良いと思います。

相談や相談内容は自由で生徒も相談自由 予約専用メールもあり情報は守られます
巣ごもり博士

灘高校入学後に塾に通うことについて

息子は中学生の時通っていた進学塾の先生に、灘高校に受かったら学校だけの授業で東大に行けるかどうか聞いていました。

塾・予備校の先生
東大(理3除く)より鳥取大学医学部の方が難しいからね〜灘高校なら東大は学年中位から上位にいてたらいけるよ〜安心して授業受けていたらいい

とアドバイスを受けました。

(※あくまでも進学塾の先生の見解です)

入学後、灘校の先生から「上位でなくても相当努力して東大理3に入った生徒もいる」と息子は聞いたりしていたようです。

そして現在通っている高校では、学年保護者会があった時に「塾のこと」についての説明がありました。

高校の先生の塾についての見解

高校の先生は、「大学に受かるだけの教育は充分しているので、無理に塾に通わなくても良いと思っています。塾に通いながら学校の宿題等をこなすことができず、両立できなくなり良い結果が出なくなった生徒も少なからず見てきました。できれば学校の授業に集中して勉強して欲しいと思っています。塾に通うとしても2年の秋からで良いと思います」とおっしゃっていました。

息子の周りは様々で塾に行っている率は高いですが

巣ごもりSon
意外と行ってない子もいるよ、クラスに数人いる 

あと、「某塾のテキストが欲しいだけだから通塾してる」という理由で通っていたりするお子さんもちらほらいます。

医学部や難関学部を目指されているお子さんは通塾されているケースもあるようです。

息子は「今は全教科学校の授業だけで理解できてるし、学校の先生も優秀だから。それに◯◯大学の入試問題も解けてるから心配してない。でも、いつか塾に行くかもしれないね」と言っていました。

ですが、高校3年になった頃(クラス中の通塾率も9割くらいに増加)「学校の先生に教わるので充分。医学部志望じゃないし」と塾は行かないと決めて自学学習を続けていました。

 

そして令和4年東京大学を受験。

息子の東大受験で思ったこと

息子は志望していた理一にはあともうちょっと点数が足りなくて不合格でした。

私個人は「塾に行ってほしい」と思っていて、息子に何度も勧めました。

しかし本人が嫌がり聞く耳を持たなかったので仕方なく様子を見ていました。

近年の東大の試験内容は難化してきている教科もあり、独学で勉強して受験するのは(冷静に自分の弱点を把握でき詳細に計画をたてられ、答案の書き方も理想的な場合をのぞいて)無理があるんじゃないかなと私は思います。

つい先日、駿台EXコース(認定証もしくは認定テストで認められないと入れない最上位コース)の説明会でもそのことについて少し説明がありました。

2022年の共通テストも難化し、息子は自学学習でも通過できましたが、東大一次の足切りの点数にあともうちょっと届かなくて東大受験を断念した同級生もいました。

 

中学の時の塾の先生の言葉、「灘で◯位以内にいてたら東大に行ける」に酔いしれてしまって、息子は自分の力を過信してしまっていたような気がします。

息子は塾なしで勉強し、共通テスト模試で灘校内21位をとったり東大模試も2つの大手予備校でそれぞれA判定がでていましたが、それでも厳しい東大受験(理3ではありません)でした。

過去問も息子は解いて対策を取っていましたが、「昔の問題は優しかった(全問解けた年代もある)、今の問題とは難易度が全然違う」と昔と今の東大問題の違いを実感していました。

(余談ですが、東京工業大学の試験問題で東大よりも難しい問題があったりすると息子から聞いています)

難関校に入学してもお子さんは優越感は持たないように心がけることをお勧めします

「自分で勉強しても東大にいける」という慢心した気持ちが足を引っ張った結果でした。

息子は灘高3年の夏休みまでは勉強時間が1〜2時間で秋から急に増えて集中するようになりました。

もっと早くから勉強時間を増やしていれば塾なしで東大に合格できたかもしれませんが、結果は結果です。そばで見ていた限りでは、息子のような性格の「その気になりやすい」お子さんはやっぱり塾や予備校に通って選りすぐりの他校からも集まってくる優秀なお子さんに囲まれて受験勉強を教えてくださるプロ教師の方々からも学び、学校とはまた違う刺激を受けるのが優越感を打ち砕く意味でも冷静さを養う上でもよかったんじゃないかなと思っています。

もちろん息子は灘高に入学してから先生方のおかげで英語や国語などの成績がすごく上がり、その教科をより好きになったのも本当です。ですが、「灘で成績がよかったら大丈夫」とうぬぼれてしまわないようにするためにも息子には塾という環境も必要だったんじゃないかなと感じました。

通塾は高校2年1学期あたりからが最適だったと私は思っています(お子さんによってベストな通塾開始時期は違いますので、参考程度にお読みください)。

※駿台予備校に通い出して同じ予備校に通っている元灘高生数人と合格した子含めて塾事情を聞いてみると、その子達が知ってる限りでは息子以外は完全無塾の子はいなかったという話で、何らかの形で塾に通っていたお子さんがほとんどだったそうです。

難関校に在籍する有利な点

灘高の優れた先生方から教わることの他に有利だと思った点は、灘高生になると鉄緑会や有名塾等の難関クラスに入りやすくなること(特待生など)です。たとえ浪人1年生となっても予備校の灘校新卒生向け説明会などあり柔軟な対応をしてもらえ、灘高(または難関校)で学んでおいたことで塾の進んだ勉強を教われるチャンスは大きくなります。

駿台予備校の場合ですが、駿台東大模試や駿台共催(ベネッセ)の模試で良い成績を取ると東大京大と阪大医系のみの最難関クラスと言われる駿台EXコース(関東校にもEX東大理系があります。駿台大阪校は東大理3を含む東大合格者数は8割と説明会で聞きました)に入塾試験なしで入れる認定証をもらえます。(高校卒業後にもらえるものです。灘高生でも駿台東大模試等の結果次第ではもらえないこともあるかもしれません。認定証のもらえる条件は色々あるそうなので、お知りになりたい方は駿台HPや「駿台大阪校 EXコース」で検索してみてください)

文系の勉強が好きなのに理系を希望してしまう息子にも問題があった

息子の場合は、英語と国語と数学が好きで、理科があまり得意でないのにどうしても理系に行きたいと言ってる時点でかなりの無理がありました。

私は「無理じゃない?」と何度も聞いたのですが、本人の理系に進みたい気持ちが強いのでほぼ諦めて様子を見ていました。

浪人と決まった今、「次は絶対に文系にしたら?」と勧めても「いや、今から文系に変えたら大変やねん」と文系に変更することを聞き入れてくれません。

「予備校の先生のアドバイスで志望学部を変更して欲しいな」と思いながらも息子を予備校へ通わせることになりました。

  • この記事を書いた人

巣ごもりママ

乳がんになりブログを始めた主婦です。(ASD・ADHD有り) 公立中学から灘高校へ進学した息子の幼い頃〜現在、そして大学受験の事が主な内容です。 遊んでいた知育玩具や問題集、夫の趣味(PC)などのせています。

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