高校一年生までリビングで勉強していた東大生の息子です
世間では、よく「リビングで勉強させたら賢くなる」って言われてますよね?
果たしてそうなのかは分かりませんが、子供がリビング学習をするようになった経過を書いてみました。
なぜリビング学習したの?それには理由があった
子供にリビング学習をさせるようになった理由は次の4点です。
リビング学習していった経過
- リビングで知育玩具、パズル、おもちゃなど遊ばせていた
- くもんや学研の工作ドリルも遊ぶようになる
- ドリルの答え合わせをするたび2階(子供部屋)に上がるのは面倒
- 子供がわからないと言ってきた時は教えてあげたかった
息子は小学4年以降は自分で勉強するようになり、私も飽きっぽいのでそれ以降は全く教えていません。リビングの隅に本棚と学習机を置きました。
写真の椅子は注文した学習椅子がまだ届いていない時のものです。
幼稚園の年長の時で、リビングに置いていた学習机で学習まんがを読んでいます。
学習机やその周りに、子供が大好きなキャラクターグッズやおもちゃ、学習漫画などを置いていた
写真を見ると、当時はポケモンに興味を持ち出した時期だったのでポケモングッズが至る所に飾ってありますね〜。
学習机がコイズミステップアップデスクのポケモンバージョンでしたから・・・。
ちなみに右側にかかっているランドセルはフィットちゃんのポケモンランドセルです。
机、ランドセル共に入学祝いで私と夫、双方の親から買ってもらいました。
ドラえもんも大好きだったのでドラえもんの学習マンガ、おもちゃ、貯金箱なども並べていました。
息子の好きなものをずらっと並べていたと思います。
本棚も好きなものや好きな図鑑、絵本、ぬいぐるみ、知育玩具など置いていました。
幼稚園から帰宅した直後の息子の写真です。
机の棚は図書館の絵本や本、学習漫画を並べていました。
ゲームセンターのメダルのグッズ、ポケモンプラモデル、プーさんのおもちゃなんかも写ってますね。
青いケースはおそらくベネッセのビーゴだと思います。
お子さんが安心するようないこごちの良い空間を作ってあげるのが一番良いかもしれません。
このコイズミ学習机が家に届いた時、周りをポケモングッズやドラえもん学習まんがなど並べてあげると、息子は率先して椅子に座り満面の笑みを浮かべて「嬉しい〜!」とものすごく喜んでいたのを今でも覚えています。
※「いこごちが良い」とはお子さん本人が学校から帰ってきたら「ずっとここに座っていたいなあ〜!ホッとする」という雰囲気の事です。
灘高受験が近くなると机の前にコタツを出していたのですが、そのコタツで勉強するようになり、机もぐちゃぐちゃ、コタツも勉強机と化して本当に人にお見せできない散らかり様でした。
学習机をリビングに置くことで「勉強をする事」も自然と生活習慣の一つになる環境に変わっていった
我が家のリビングは台所と居間が一つの部屋になったリビングダイニングの間取りになっています。
母親がつねにいる場所がリビングダイニングです。
子供が学校から帰宅して、まず入室するのがリビングダイニングでした。
今日はどうだった?
先生がこんな話をしていたよ、それからE君がね〜・・
その日学校で何があったのかなどを普段、私は息子に聞いていました。
息子は学校の話を一通り私にした後、お菓子を食べ、のんびりと好きなDVDを見たり学習漫画を読んだり、プラレールとトミカで街を作った後、夕方から学習机で30分から1時間ほど勉強していました。
こんな感じで、親の目の前で勉強をするという事が歯磨きをする、食事をする事と同じ生活習慣になっていったのも、もしかするとリビング学習の効果なのかもしれないですね。
そのような習慣がつくようになるとそのうち自分の部屋でも集中して勉強できるようになるかと思います。
そのほかに、息子が幼い頃から地図と国旗が大好きだったので「それなら世界地図も貼っておけばいいかな、世界地図も貼るなら日本地図も貼りたいな」と二つリビングに貼っていました。
高校1年までは、「今のままでいいよ」と息子は言ってそのままにしていましたが、高校2年生になってから、やっと自分の部屋で勉強するようになりました。
リビング学習の欠点
欠点もあります。
リビングがほぼ「子供部屋」の雰囲気にそまります。
我が家はリビングにおもちゃの収納棚、室内ジャングルジム、室内乗り物など自由にさせてそのまま置いていたので、きちんとされているご家庭からすると「えっ」と思われる部屋になっていたと思います。
リビングが散らかったままの状態に見えてしまうので見栄えが大変悪くなり、自宅に知人など頻繁に呼ばれる方にはおすすめできないかもしれません。
特に我が家は息子が片付けしない子なのでいつも散らかっている雰囲気のリビングが14年続きました。
床も消しゴムのカスの跡が残ったり、鉛筆の芯の粉で汚れたり、学習椅子をゴロゴロやるので傷付いたりと痛みます。気がついて途中からマットをひきました。
我が家は幼稚園〜小学校高学年までは友達が遊びに来ていましたが、それ以降は誰も来ない環境です。
息子が灘高校2年の時、やっと自分の部屋で勉強するようになるまでずっとリビングは子供部屋になっていました。
リビング学習を続けていた効果はどうかは分かりませんが、試験の時も周囲の鉛筆を走らせる音や紙をめくる音など気になって焦ることも全くなかったようです。
塾のテストや学校の定期テスト、駿台模試や国家資格試験も息子は集中できていたのか周囲よりも早く解き終わり、テスト用紙回収のときも周りの解答率はどうなのか、気持ちの余裕もあったようです。
さすがに灘高校入試のときは念入りに何度も何度もチェックをして自分の答えを見直していました。
ただ風邪を引いたり体調が悪くなると集中力がなくなるようで、その時は答えを間違えることも増えて焦っていたので体調管理が一番大事だなと思ったことがありました。
親の干渉について我が家の場合
私は息子が小学高学年から全く勉強を教えなくなったり、採点もやめたので関係なかったです。
私が飽きっぽいので、急に算数を教えることに関心がなくなってしまいました。
1人で勉強するようになっていったので「もういいかな」と私の気持ちが別の方へ切り替わったのもあります。
いつも自分のそばで勉強している息子の姿が当たり前になり安心したせいかもしれません
小学〜大学受験までの息子の机の上の変化
小学生の頃はまだ整理整頓されて、見れる机でした。
成長するにつれて少しずつ変貌を遂げていきます・・・・。
灘高受験時は夏は机、冬はこたつで勉強
塾から帰ると机で勉強していましたが、冬になると「こたつがいい」とこたつで勉強、机は塾のテキストや折りたたみの傘、いろんなものが置かれていきます。
灘高に入学後〜灘高2年までは最高にグチャグチャな机の上!
そして物置と化した机で勉強する息子。
このグチャグチャな机で2年間気にせずずっと勉強していましたが、大事な大学受験が近づいてくるとさすがにこのままの環境じゃいけないと自分でも気がついた様子。
そして・・・。
今ごろになって周りの景色が気になる?
大学受験時期になると高校受験の時と違い、集中力も増して神経が研ぎ澄まされていくのか2階の自分の部屋で勉強したいと気持ちが変わっていきました。
その後自分の部屋で勉強するようになり、高校3年生になると息子のステップアップデスクに変化がありました。
このステップアップデスク、作りがしっかりしてまだまだ現役で使えています。
最近はリモートワークも一般的になりつつあるせいか、パーティション付きデスクもお店に展示されていました。
個別塾の机の家庭版みたいな感じになりますね〜。
受験する学校の机の色も参考にしてみる?
息子は東京大学を昨年受験したのですが、二次試験の机の表面の色が白でした。
普段から机の上が白いタイプで勉強するのも慣れていいんじゃない?とふと思いました。
そういう事じゃなくて、
試験慣れって実際に受験することで慣れることだと思うけどねぇ
視覚的に自分の周りの雰囲気だけでも慣れておいたらいいかなと思っただけ
ちなみに息子の机は黒でした。
※個人的な考えなので参考程度にしておいてください〜。
ここからは、息子が長年使っていたステップアップデスクのレビューです。参考にしてみてくださいね。
息子は幼稚園から灘高時代、コイズミ学習机 ステップアップデスクをずっと使っていた
当時息子はポケモンが大好きだったので、組みかえ学習デスクで有名なコイズミ学習机にしました。
コイズミ学習机のステップアップデスクの良い点
ポケモンのデザインは机本体には付随してないので、デスクマットなどのポケモングッズを取り去ると普通の家具として使えます。
(ご家庭それぞれの好みはあると思いますが・・・)
ステップアップデスクを長年使って良かった点は次の4つです。
子供が喜びそうな魅力的なシリーズが色々
コイズミ学習机のステップアップデスクシリーズの最新はかっこいいブラックのカラーもあるんですね〜。
黒が大好きなお子さんに良さそうです。
ちなみに夫の机やパソコン、全て黒です。息子も趣味のPC机や椅子関連は全て黒で統一しています。
デスクマットもリラックマや鬼滅の刃、飛行機、海の生き物、宇宙、昆虫、シンプルなデザインなどいろいろあるようです。
「デコプリ」という白を基調とした大変可愛らしい学習机もありますね〜。
引き出しに貼れるデコレーションシールや、デスクキーが星やハート、きらきらクリスタル取っ手にガラス扉など「かわいい」が満載です。
実際に、ホームセンターにこのデコプリを見に行きました。
薄い紫色とピンク色のカラーバリエーションで、白を基調としているのでパッとその場が明るくなりますね〜。
クリスタル取っ手もキラキラしていました。
コイズミ学習机は机と棚を組み替えられるし頑丈で長持ち、バラしてもまた簡単に組み立てできる
コイズミ学習机のよいところは、頑丈なところもそうですが、自由に机と棚を組み替えできる点でした。
我が家は全通りやってみました。
部屋の模様替えが楽しかったです。
雰囲気が少し変わるだけで気持ちが新鮮になるようで息子は喜んでいました。
個人的にはL型やロースタイル型が好みでした。
照明も目に優しいライトを採用していた商品です。
本棚がコンパクトなサイズの圧迫感を抑えたCDコンパクトというステップアップデスクもあり、部屋のタイプに応じて高低を選べるので良いですね〜。
リビングの家具に馴染みやすい落ち着いた別商品もあり、また机はダイニングテーブルなどお好みのものをお使いになるご家庭にはランドセルや学校用品も収納できるエスラック (Amazonではマルチラックという商品名)という収納棚も販売されているようです。
現在、息子が買った椅子の高さに合わせてイケアの机を買いましたが、バラしても再度簡単に組み立てられるコイズミの机は便利で楽です〜。日本メーカーの品質の高さを再認識しました。
机と一緒についていた本棚も息子が本を無理やり積んで過重な状態ですが、しっかり支えてくれています。
現在は東大生になり東京で一人暮らしをしていますが「自宅と転居先に机を置いておきたい」と言い、ステップアップデスクは家に帰った時用に置いたままにして転居先では小さめのシンプルな机を買って使っています。
ステップアップデスクのもうちょっとだったところ
お子さんが高校生になるまでの場合は学習机と一緒についている椅子で良いと思います。
学年が上がるにつれて机に長く座っていることが増えていきます(学習机で勉強しなかった私のような例もありますが・・・)。
その際に学習机に付属して売られている、足を乗せられる椅子のタイプだと長時間座ると腰がしんどくなることもあるので、お子さんが大きくなった時に椅子を買い換えることになる場合もあるかもしれません。
ステップアップデスクなど机の高さを変えられないタイプの場合は椅子の高さも高めにしてあげないといけなくなります。
息子の場合は高校生になってアーロンチェア(ワーキングチェア)を買ったので、ステップアップデスクの机の高さに合わせてアーロンチェアの高さを一緒にあげると今度は足がつかなくなるので足置き台を買っていました。
お子さんの身長にもよりますが、174cmの夫でもアーロンチェアに座ってこのステップアップデスクの高さに合わせると足が爪先立ちになるので、何十年と机を使いたい場合は机の高さに関しては少し考慮された方がいいかなと思いました。
アーロンチェアについてはこちらに載せています。
どっしりとして広々と使えるダイニングテーブルが落ち着いて勉強できた例も
室内でのご家族の活動範囲にもよりますが、ダイニングテーブルが落ち着いて勉強しやすい場合もあります。
私が中学生の頃は自分の学習机もあったのですが、長さも幅も広く、一枚板の重さがかなりあるどっしりしたダイニングテーブルがリビングにあり、テーブルの上にその日に勉強する教科の問題集、参考書をたくさん置いて夜中まで集中して勉強している時が一番楽しかったです。
机が広く頑丈で鉛筆や消しゴムを使ってもゆれないのが気に入って集中できました。
椅子はダイニングテーブルについている背もたれのある長椅子でした。
家族全員が夕食を済ませていなくなり寝静まる夜まで、静かな環境で広い机でいろんな教科の問題集や参考書を開いて勉強をしていると自分は「なんだか研究者みたい」と勝手に想像してモチベーションが上がっていきました。
お子さんの勉強をする時の好きな雰囲気を演出してあげるとやる気もUPするかもしれませんね。
幼い頃なかなか話さなかった息子に言葉カードを見せたことから始まった家庭学習の流れも載せていますのでよろしければご覧ください。
集中出来る場所は子供によってそれぞれ違う
お子さんのタイプによって合う合わないが必ずあります。
子供部屋で落ち着いて勉強したいお子さんもいますし、戸棚の下の開き戸の中を利用して机みたいにして狭い場所で学ぶのが好きなお子さんもいます。
アップライトピアノの足元の空間や押入れみたいな感じですね。
このように狭い空間の方が落ち着いて学習できる場合もあります。
息子も大学受験時は自分の部屋で勉強していました。
子供本人の「ここで勉強したいな」という気持ちを汲み取って机周りの環境づくりや対応をするのが理想かなと思います。